メディア情報

[’20/4/25] パドクター178

毎月、街の情報誌 「ぱど」 に健康情報
ワクワク楽しい予防歯科ってなあに?
連載しています。

 

 

 

 

当院の副院長の入江先生森山知子先生執筆して頂いております。

今回は、入江先生です。

 

ワクワク楽しい予防歯科ってなあに vol.177

こんにちは、ヨリタ歯科の入江です。

最新の歯科治療を紹介するシリーズ第4回目の今回は、マウスピース矯正についてです。

マウスピース矯正とは、透明のマウスピースを用いて行う矯正治療です。

矯正治療は従来、ブラケットと呼ばれる金属の装置とワイヤーが必要でした。
矯正治療に興味はあるが、金属の装置をつけるのが嫌で敬遠されていた方は
とても多いと思います。

マウスピース矯正では、金属の装置は使いません。
また、マウスピースが透明なので矯正装置が目立つこともありません。

今まで金属の装置が嫌で敬遠されていた方にも、治療が可能になりました。

マウスピース矯正の仕組みや流れは、以下のようになります。

まず最初に、口の中の模型を作ります。
この模型作りに、前々回の記事で紹介した口腔内スキャナーを使います。

口腔内スキャナーで作成したデジタル3D模型をもとに、歯の移動を
シミュレーションします。

これもすべてコンピュータ上で行う事が出来るので、歯の移動後のイメージを
その場で患者様に見ていただくことが、可能になりました。

一般的な矯正治療では、視覚的な最終イメージを見ることは難しいのですが、
目で見てイメージがわかるので、患者様にとってもとても安心だと思います。

シミュレーションの結果、矯正治療を行う場合は、そのゴールに向かって
マウスピースを複数枚作製していきます。

マウスピースの枚数は、歯の移動量によって異なります。

マウスピース1枚あたりの移動量は極わずかですが、マウスピースを10日に
1回変えて、少しずつ歯を移動させていきます。

マウスピースは基本的にはずっと着用していただきますが、食事中は外すことが
出来るので、従来どおり食事を楽しむことも可能です。

ワイヤーの矯正装置では歯と器具の間に食べ物が詰まって、歯磨きがしにくいと
いった問題があります。
そのせいで虫歯が出来てしまうこともあります。

マウスピース矯正では、マウスピースを外せばほとんど元の歯と同じ状態なので、
歯磨きも従来どおりに行えます。

このようにマウスピース矯正には、従来の矯正にはない大きなメリットがあります。

しかし、マウスピース矯正がどのような場合でも可能というわけではありません。
当院では、矯正治療がとても複雑になる場合には、従来どおりのワイヤー矯正を
おすすめさせてもらっています。

しかし、最新の治療法であるマウスピース矯正は、日々進歩してきています。

今は難しいような治療でも、今後は出来るようになるかもしれません。

矯正治療をしたいけど金属の装置が気になって出来ない方、もしよければ一度
相談していただければと思います。

そして更に、過去のバックナンバーを、
ご覧になりたいあなたは、コチラ

 

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