コンセプト

ヘルスプロモーションが生み出す、ニューコンセプトクリニック

1ヘルスプロモーションとの衝撃的な出会い

ヘルスプロモーションの考え方に、初めてふれたのは、
忘れもしない、平成13年11月23日
それはCHP研究会主催の、第2回ベーシックコースが開催された日です。

このセミナーに参加するまで、私は恥ずかしながら、ヘルスプロモーションという言葉は、
聞いたこともありませんでした。

予防を、取り入れたい。
しかし、どのようにしたらいいかさっぱり分からないと、
悩んでいた私にとって、まさに、青天の霹靂でした。

それくらい、当時の私には、衝撃的な内容でした。

「私がやりたかったのはコレだ!」と直感しました。

そして、まず手始めに

1. セルフケアのできる、人の育成
2. 心の健康につながる、医院作り
3. 地域に対しての、健康情報発信

この3つを軸に、新しい医院づくりに取り組み始めました。
私たちのコミュニケーションの基本

1. 患者様と専門家は、対等な関係である。
2. 私たちは、患者様のサポーターである。
3. 主役は、常に患者様である。

2ヘルスプロモーションが生み出したもの

ヘルスプロモーション型歯科医院にスムーズに移行する課程で
新しく誕生したものが、3つあります。
その3つとは、

1. 新しいチームリーダー(私)
2. 新しいクリニック
3. 新しいメンバー

新しいチームリーダー(私)

元来、私は単純。
CHP研究会ベーシックコースに参加した次の日から、生まれ変わることができました。
まるで、諸井先生の催眠術にでもかかったかのように。
そして、その魔法はいまだにとけていません。

それが、一番顕著に表れたのは、メンバーとの対話です。
今までは、メンバー一人一人とは個別面談どころかお昼休みも院長室にこもりっきり。
全体での朝礼、終礼、ミーティングなども全く行っていませんでした。

これでは、チームリーダー(私)がどんな医院を作りたいのか、
メンバーに何を期待しているのか、
来院する患者様に歯科医療を通じ、何を伝えたいのか
理解出来る訳がありません。

そんな私が、あの日を境に、「ヘルスプロモーションの実践に必要な7つの誓い」を、立てました。
すなわち、

ヨリタ歯科クリニック基本理念
私たちが目指す3つの理想の歯科医院
ヨリタ歯科クリニックの文化(らしさ)
チームメンバーの行動指針
私たちの大切な患者様とは
大切な患者様への私たちの願い
私たちの歯科医院の特徴(強み)

そして、リーダーシップを発揮し、ヘルスプロモーションの実践に欠かせない、
強固なチームワーク作りに取り組みました。
アワクレド(チームメンバーの信条)の読み合わせ、共通の体験、共通の思い
メンバー一人一人の、マイゴールの設定などを行いました。

そしてさまざまなシーンで、メンバーに私の考えを伝えました。
例えば、ヨリタ歯科クリニックの私のコラムで
ヘルスプロモーションの考え方と学ぶ前の私には、想像すら出来ないことでした。

さらにメンバーに語りました。

そして、メンバー一人一人思い浮かべながら、熱く語りました。

新しいクリニック

ヘルスプロモーションを実践するうえで、次に生まれ変わったのは、クリニック自体でした。
今までの、一般的な歯科医院設計では、
私たちが目指す理想の歯科医院の実現は、不可能だと感じるようになりました。
そして、私が取った行動はクリニックを全面リニューアルすること。
そう、窓以外、すべてリニューアルしました。
何のためらいもなく
そして玄関の位置まで変えました。ある理由のため。
その理由は。

その他、診療室を2つのゾーンに分けました。
すなわち、キュアゾーンとケアゾーンです。
内装やイメージカラー、ライティングなど、フロアごとに演出しました。

明確なコンセプトのもと、私の思い入れのある、什器や備品なども飾りました。
もちろん、コミュニケーションボード、小冊子、リーフレットケースなども設置、
細かい所まで、とことんこだわりました

その結果、ヘルスプロモーションを実践することで、新しいクリニックが、誕生しました。

新しいメンバー

ヘルスプロモーションを実践するうえで、さらに生まれ変わったのは、新しいメンバーでした。

すなわち

1. マイルクリエーター
2. 感動クリエーター
3. 初診カウンセラー

この3つの職種が、新たに明白になることで、ヘルスプロモーションを実践することが出来ました。

1. スマイルクリエーター

私たちの医院には患者様を笑顔でもてなす、フロント専用メンバーが現在4名います。
「スマイルクリエーター」という名前で、呼ばれています。
私は歯科医院であっても、接遇はすごく大切

私は学生時代、アルバイトでホテルのフロントマンをした経験があります。
一般的には、家庭教師をしたり、塾の講師がするほうか時給もいいし、楽。
しかし、私は学校の授業終了後、週2回朝まで、フロントで働くことを2年間続けました。
もちろん、一流の接客を学ぶためです。

歯科医院においても、まずは診療が始まるまでにお互い心から通じ合うこと、
信頼関係を築く
ことが基本です。
そのため、私たちは、“スマイル&コアミュニケーション”を、大切にしています。
初めて来院された患者様は、受付の電話対応や接し方などで、その医院のレベルを瞬時に判断します。
患者様が抱く安心や信頼は、最初に接するフロントの対応で決まります。

そのため、複数のスマイルクリエーターが必要になります。
また、スマイルクリエーターは、
患者者様の最高の笑顔に出会うため
のイベントなども、独自に企画します。

2. 感動クリエーター

4名のスマイルクリエーターがいると言いましたが、実は受付ブースにもう2名います。
その2名は、電話も取りません。どんなに忙しくても、患者様と直接話すことはありません。

彼女たちは感動クリエーターと呼ばれています。
イベントの企画やポスター作成、ホームページの更新などを行います。
患者様に愛と感動と夢と希望を与えるのが、感動クリエーターの仕事です。
ヨリタワールドをつくりあげるため、彼女も必要不可欠な存在です。

3. 初診カウンセラー

ヨリタ歯科ブランドは決して、きらびやかなものではありません。
ブランドとは、ゆるぎない信頼と評価だと思っています。
また、ブランドは自分自身がつくるものではありません。
患者様からの評価が、ブランドになるのです。

評価を得るためには、オリジナリティーとクオリティーが大切です。
そのため、カウンセリングのシステムを独自につくりました。
まず、初診の患者様は、初診カウンセラーによるカウンセリングを受けて頂きます。
カウンセラーは、患者様のお話を時間をかけて聞きます。
思いを、引き出すのです。
カウンセリングを通じて、患者様自らの意志で、治療からメンテナンスにスムーズに移行します。
私たちは患者様の不安を取り除き、豊かな人生を歩むお手伝いをするのです。

この3つの職種のメンバーは、来院者に信頼と満足、夢と希望
愛と感動
を与えるためには、必要不可欠です。
そこにこそ、ヨリタ歯科クリニックの本質があります。
医療サービスを越えたヨリタ歯科ブランド文化を確立することが大切です。

ヘルスプロモーションを実践することで、新しい3つの職種のメンバーが誕生しました。

3ニューコンセプトクリニック誕生

そして、さらに進化をとげるべく
新しいスタイルのクリニックが生まれました。

私のセミナーで、よくある質問。
「ヨリタ歯科クリニックは約70坪。しかも2フロア。だからコンセプト重視の医院レイアウト
出来るのだ。とても一般的な25坪~30坪の医院では真似できない。」と。

その質問に明確に答えを出すため、新規開業医院のプロデュースを行いました。
しかも、設計に関する期間はたった2週間。急遽決まったお話でした。

しかし、限られたスペース、時間だからこそ

  • 私たちのコンセプトが詰まった歯科医院を作りたい。
  • 私たちのスタイルを来院者に提案したい。
  • そして、細部にまでこだわりたい。

そう思いました。

そして、ニューコンセプトクリニック誕生

ニューコンセプトクリニックの7つのこだわり。

1. 診療室をゾーニング
  • 診療室スペース(ユニット3台)
  • 小児用、予防スペース(ユニット1台)
  • 大人用、予防スペース(ユニット1台)

すなわち3つの違うコンセプトのスペースを、用意しました。
25坪の、限られたスペースの中で。

2. 診療用ユニットの演出

たとえ診療用ユニットであっても、チェアーサイドで充分説明し、お話が弾むタイプが必要です。
すなわち、説明する時、スムースに斜め前にポジションをとれる診療ユニットを選択しました。

3. 小児用予防スペースの演出

子供たちが楽しく通っている姿が、外部から見ることが出来るレイアウトにしました。

4. 大人用予防スペースの演出

予防スペースは、独立した完全個室にして、ケアゾーンを確立しました。
出来ればケアゾーンを見ながら、治療スペースに誘導できればベスト。

5. 2つのカウンセリングルーム

カウンセリングルームは、決して音は外部にもれないよう、独立した部屋にしました。
しかし、ガラスを多用して、閉塞感がないよう配慮します。

6. 開放感あふれるエントランス

屋内テナンであること最大限に生かすため、あえて玄関ドアを作りませんでした
さらに、受付カウンターが入り口に隣接し、
受付で立てば、すぐに来院者お迎え出来るようにしました。
少しでも、フレンドリーな対応や、雰囲気を心掛けました。

7. 十分なレントゲン室の確保

矯正を行うため、セファロ付パノラマが入るレントゲン室も作りました。

これら7つのこだわりを、25坪で実現。
診療スタイルやクリニックのこだわりが生まれたのは、
すべてヘルスプロモーションの出会いが原点。
ヘルスプロモーションの考えを、正しく来院者やチームメンバーに伝えるため、
ニューコンセプトクリニックが、誕生しました。

もちろん、あなたの想像をはるかに超える結果を供なって。

4ヘルスプロモーションとは心と心のハーモニー

ヘルスプロモーションを、実践することで、私と来院者の心の距離が、大きく縮まりました。
すなわち、来院者に愛を持って、接するようになりました。
そしてそれ以上に、私を支えてくれるチームメンバーを愛するようになりました。
いいかえれば、メンバーに心から信頼を寄せる事が出来るようになりました。

ヘルスプロモーションの実践が、私に勇気と希望を与えてくれました。

5たしかなこと

私の好きな曲で、小田和正の「たしかなこと」があります。
その中で、このフレーズが、特に心に響きます。

「忘れないで、どんなときもきっとそばにいるから」
「そのために僕らは、この場所で同じ風に吹かれて、同じ時を生きているんだ」

これから、1年後のヨリタ歯科クリニックを紹介しましょう。

医院全体に、あふれる笑顔
患者様からの、心からのありがとうの言葉
メンバー同士がかけ合う、ねぎらいの言葉
もちろんメンバー一人一人は、ヒーローのように輝いています
そのそばで、私はただ温かく見守っている
ここにいるメンバーは、偶然集った人たちです
しかし、お互い共通の理念と信条を持ち、
それをお互い分かち合っている仲間です。

私は、この素晴らしいメンバーに出会えた人生の不思議さ
尊さ、その意味を考えずにはいられません。

また日頃、私は、メンバーから励まされています
元気をもらっています。
を見させてもらっています。
いつも、感謝の気持ちでいっぱいです。

そしてこの曲に託して、メンバーに語りかけたいこと。
「どんなときも、そばにいるから」
私は、メンバーを代表して、ここに宣言します。

私たちは今後も、愛と希望あふれるワクワク楽しい、ヘルスプロモーション型
予防歯科医院
を実践します。

〈参考文献〉

  • 諸井英徳 滝川雅之 寄田 幸司 編著
    「歯医者に来る人の心理学」東京臨床出版2006
  • 康本征史、高橋伸治、寄田幸司 編著
    「ヘルスプロモーション型予防歯科が築く黄金時代」
    デンタルダイヤモンド2006

CHP研究会シンポジウム2007に参加したメンバーの声

木原 恵美

11月23日にCHPシンポジウムに参加しました。
ヨリタ歯科で働いている「CHP」という言葉を耳にしていました。
CHPとは、何だろう?と、よく疑問に思っていたところに
セミナー参加しないかというお誘いを頂きました。

セミナーは、諸井英徳先生山田ズーニーさんが、お話をして下さいました。
諸井英徳先生と山田ズーニーさんが、お話をして下さいました。

諸井先生のお話はCHPのことが、とてもよく理解できました
幸せな人生を送るため、歯科医院で働く人々が目標を持って、
その目標を叶えるためにどうしていくか?」
など、自分のライフスタイルを考えるいいきっかけとなりました。

生きていく中では、人との関わりは、切っても切り離せない関係なので
いかに人間関係を円滑にしていくか。そして人の話を”聴き”、
いかに相手の思いを引き出せるかということを、学びました。

私は、初診カウンセリングはしませんが、受付で患者様の表情を見て
何かを気付けたり、不安な心を和ませることができたらいいなと強く思いました。

セミナーで学んだことを今日から患者様に向けて実践していこうと思います。
諸井先生がおっしゃった、「最高のリーダーシップは人間の可能性を解放すること
という言葉が印象に残りました。

人はそれぞれ、その人にしかできない可能性を持っているので、
その可能性を引き出すには、コーチングというものが大切だということが分かりました。

私も後輩ができて、教える立場になってきているので、
可能性を引き出すためには、どうしていこうと
常に心にとめながら、日々働いていこうと思います。

続いて午後から山田ズーニーさんのお話が始まりました。
自己表現の仕方、自分の心の底で眠っている思いの引き出し方など
お話に引き込まれるほど程、素晴らしい内容でした。

途中からワークショップ式に知らない方とペアを組み、インタビューシートをもとに、
相手に質問をし、答えるという事をお互いにしあいました。

私は知らない人と話す時、いつも緊張するのですが、
ズーニーさんからは、相手に自分の意見を伝えるためには
ウソのない、まっすぐな想いを伝えるということを教えて頂きました。

今まで苦手と思っていたことが、ズーニーさんのお話を聞いたことにより、
難しく考えず、自分が出来ることをやっていけばいいんだと思えました。
モヤモヤしていたものがなくなりました。

ウソのない人生を送りたいです。そしてもっと人との関わりを増やし、
豊かな人生にしたいです。

このセミナーに参加して、院長の目指す医院作りの思いもよく分かりました。
私も何か協力が出来ればいいなと思っています。

参加してよかったです。

中村 田鶴子

予てからCHP研究会のホームページを拝見して、
今回は諸井先生が講演をされるとの事で
とても楽しみにしておりました。

今回のテーマは
伝えよう、熱い思い~自分をもっと語りたくなる不思議な秋の一日~
と言うテーマでした。
もうテーマを聞いたところから「どんなんやろう?」という
ドキドキ感がしました。
その理由は後程書きます。

講演は午前、午後と二部に分れており、
午前の部では諸井先生の講演CHP研究会の発足から
現在に至るまでの経緯と歴史をその当時の雰囲気を感じる口調でお話して下さり、
予防がどんなに大切なことや、自分の歯で物を食べられることの大切さ
それを患者様ご自身で出来るようにサポートしてゆくのが大切と言うことを、
伝えてゆくために活動されていること等を聴かせて頂きました。

ヨリタ歯科クリニックの予防に対するあり方
理念
に繋がると思いメモを取りながら聞いていました。

諸井先生の講演の中で私が印象に残ったのは、
中山千夏さん作の「どんなかんじかなあ」という絵本のお話でした。

一人の少年が「目が見えないこと」「耳が聞こえないこと」など、
少年が一つ一つ疑問に思ったことを、自分で体験して・・・と言うお話です。

目が見えないことってどんなかんじかな?」と思ったら、
目を閉じてそれを体験し、目を閉じたら普段聞こえない沢山の音を
感じることが出来たことを、
友達に伝える・・・それも単に伝えるだけでなく、
必ず「いいところ」を見つけて相手に伝えてゆくと言う内容のものでした。

相手の視点に合わせること、相手の立場に立って考えることの大切さ
そこからその人を理解してゆけることを感じました。

そのお話を諸井先生が読んで下さっているのを聞いていて、
涙が溢れてきました
会場からもすすり泣く声が聞こえました。

午後からは山田ズーニーさんの講演でした。
山田さんが壇上に登場され
「あなたは宇宙人発見と言うニュースをどういう情報からだと
信じることが出来ますか?」と言う一言から講演が始まりました。

そこから自己表現について、相手に伝わる話し方、
文章の書き方などを聞かせて頂き、
それには「通じ合う力」が必要なことと言うことを教えて頂きました。

「通じ合う力」と言うのは自分の心の氷山の深いところまで、
自分が思った「問い」と言うスコップで掘り下げて、
自分の心の根っこを見つめる」ことから生まれることを
教えて頂きました。

先程のドキドキした理由は、この講演の内容の自己表現と言うものでした。

私は自分の心の中に思ったことを、相手にわかりやすく表現しにくいときがあります。
昔程ではないのですが、「こんなこと言ったら周りはどう思うだろう?」と
考えてしまい、つい言葉を言い澱んでしまうことが時々あります。

伝わりにくい話し方、文章の書き方になってしまうこともあります。
自分の思いが相手に伝わらないことで、もどかしいと思うこともありました。

そういった事もあり「自分の心の根っこを見つめる」と言うことは、
仕事でも、プライベートでもここ数年の私の課題となっていたのです。
自分をもっと語りたくなる」って「どんなんやろう?」とドキドキしていたのです。

その「通じ合う力」を養うためのワークショップもあり、二人一組のペアになって
それぞれに配られたレジメを元に互いをインタビューしてゆくものでした。

インタビューが終わり、質問に対する答えを凝縮して
一言で表現するという作業がとても大変だったのですが、とても楽しかったです。

ペアになった清田先生から頂いた、私を一言で表す言葉は、
とても素敵な言葉でした。

その後6人のグループになってワークショップで行った課題を元にして、
それぞれの自己紹介をしていきました。
自分を表現する」と言うことを前提にそれぞれが自己紹介をしていったのですが、
とても伝わりやすく、皆さんの人となりを感じることが出来ました。

心の根っこの言葉には嘘があってはならないこと
嘘がないから相手に伝わること
大切なのは上手に伝えることではなくて心からの言葉を伝えること
それは自分との対話から始まって人との対話に繋がるということ

そう思った時間を過ごすことが出来ました。

これからも皆さんから沢山のことを学んでいきたいと思います。
そのためには対話って大切なことと思いました。

森永 睦

来る11月23日、私はCHPセミナーに参加させて頂きました。
私は今まで歯科業界以外の仕事をしてきましたが、
仕事においてこんなにも自分が学習したいとか、
考えたいとか、正直思ってもいませんでした。

仕事がいかにスムーズで効率よくこなせるか、ただそれだけでした。
ヨリタ歯科クリニックに出会って一年、私は変わったと自分で思っています。

今回のセミナーは前半、諸井英徳先生の講演から始まりました。

自分自身ヨリタに来て、院長はじめドクター、スタッフの皆様から
ヘルスプロモーションについて、本当に沢山のことを教えて頂き、
また時には、患者様から多くの気づきを頂いたりと、
自分が患者様一人一人の健康の坂道を上っていくお手伝いをしたい!
と思っているのに、ふと、お手伝いされていることに気づかされて
毎日反省しつつも感謝している私です。

仕事をさせて頂いていて、うれしい出来事があるとテンションは上がり、
その日はルンルンです。

カウンセリングでたとえると患者様の想いの全てを引き出せて、
満足そうに「今日はありがとうございました。」と、
帰っていく姿をみることが出来たときです。

また「あなたに会えてよかった。」
「あなたがいたから頑張って歯科医院にくることが出来たのよ。」
なんて言われたら、その日1日だけでなく数日はテンションが上がり
自分のモチベーションも一気に上昇します。

そのためにも、私はコミュニケーション力は絶対に欲しいのです。

そんな私にとっては後半、山田ズーニーさんを迎えてのセミナーでした。
言葉による自己表現について、コミュニケーション力、
通じ合う力ということで、すごく楽しみでした。

なぜならセミナーといえば、聞くだけのイメージが私にはあったのですが、
今回、ワークショップ形式というオマケ付き。

話を聞き考えるということは、決して悪いことではないのですが、
やはりそこから考えて行動しないと、何の収穫にもならないと考えるからです。

私、実は山田ズーニーさんはなぜか男性と思っていたので登場された時、
女性だったので少し驚きました。

しかも第一声が「あなたは宇宙人発見というニュースを
どういう情報から聞きいれられると信じることができますか?
次の5つから選んでみてください」という質問から始まりました。

いきなりこの人は何を言うんだろう?と思いながら
吸い込まれるように聞きいっていました。

通じ合う力を学習し、すぐに実践してみる。
これが実になるんだ!と
身体で感じることのできた達成感と充実感がみなぎるセミナーでした。
自分を分かってもらうには、まず相手が必要ということ。

自分が何を伝えたいのか、言葉足らずでもいい、素直にそのまま伝えればいい
伝えたいことそこに相手の思いやる心と情熱があれば、
きっと想いは伝わるはずだから。

私は願う。今まで照れ臭くて言えなかったこと。
どんな別れで別れようが、私と出会ったすべての人が幸せであってほしい
だから、私は多くの人と出会いたい

Concept

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