メディア情報

[’20/9/11] パドクター

毎月、街の情報誌 「ぱど」 に健康情報
ワクワク楽しい予防歯科ってなあに?
連載しています。

 

 

 

当院の副院長の入江先生森山知子先生執筆して頂いております。

今回は、入江先生です。

 

ワクワク楽しい予防歯科ってなあに vol.182

 

【新型コロナと歯科医院】
みなさまこんにちは、ヨリタ歯科クリニックの入江です。

3月から世界中で蔓延している新型コロナウイルスによって、仕事や家庭に
多大な影響が出ている方も多いと思います。

もちろん当院にも多くの影響があり、この状況下で歯科医院を受診していいのか
という問い合わせが数多くありました。

この質問に対する答えですが、歯科医院は受診してもらって問題ないと
我々は考えています。

むしろ、通常の健康な方は歯科を受診しないデメリットの方が大きいです。

医療の現場には、スタンダードプリコーション(標準予防策)という考え方が
あります。

それは、汗以外の血液や体液、口の中の粘膜などは感染性の病気が潜んでいる
可能性があるという前提で、医療の現場ではそれに準じる形で治療を行っています。

歯科医院では、お口の中など細菌が多い環境を扱う関係上、新型コロナ蔓延以前から
すべての患者さんにおいて、使用した機材を滅菌・消毒し、ディスポーザブル(使い捨て)
に出来るものは、患者さんごとに新しいものを使用しています。

例えば、治療中に使うグローブは診療ごとに全て捨てて取り替えています。
さらに、当院では滅菌専属のスタッフが在籍しております。

使用した器具を徹底的に洗浄、滅菌し、滅菌パックに入れて保管しております。
パックの中は無菌状態でウイルスもいません。

それを使用直前に滅菌パックから開封し、患者さんに使用しております。

少し前に新聞でハンドピース(歯医者の削る機械)の使いまわしが話題になった事も
ありましたが、当院では安全性のため、それも患者さんごとに滅菌を行っております。

空気清浄機に関しても医療用の高性能なものを導入しており、歯科医院で感染する可能性は
極めて低いと考えていただいて大丈夫だと思います。

当院に限らず、こういった感染対策は多くの医院で行われています。

新型コロナの影響で、歯科治療を途中のまま中断してしまったという話をよく聞きます。

歯の治療を途中のまま放置してしまうと、そこの部分から虫歯が広がってしまったり
細菌が入り込んで痛みが出てしまうことがあります。

最悪の場合、歯の治療を放置したばっかりに抜歯になってしまう可能性もあります。

新型コロナで外出などを極力控えたい気持ちも十分にわかりますが、必要なことまで
自粛をしてしまうと、歯を失い、食事がしにくくなり、逆に健康を害してしまうかも
しれません。   

今回のコロナ禍で医療機関の受診を制限されていた方は、もしよければ医院に
問い合わせをして、治療を再開されてはいかがでしょうか。

今の状況が早く収束して、1日でも早くみなさまの生活が落ち着き、安定する
ことを願います。

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