メディア情報

[’08/12/20] パドクター

毎月、街の情報誌 「ぱど」 に健康情報 「ワクワク楽しい予防歯科ってなあに?」を、連載しています。
今回も前回に引き続き、 タイトルは 「ワクワク楽しい歯科医院で起こる、嬉しい出来事」 です。

前回に続き今回も「ワクワク楽しい歯科医院で起こる嬉しい出来事」 エピソード⑨ 朝礼での有難い出来事。
毎日の朝礼でチームメンバーが、一人ずつコメントするコーナーがあります。 ある日のこと、私の信頼するメンバーから、
「先日の先生の、私への言い方がきつかった。 やりたくない訳でもないのに、やる気がないと、決め付けられたような言い方だった。 怒っているようだった」
「あれでは、誰もやろうと思わなくなる」と。
私自身は、決して怒って感情的に言ってるつもりは、なかったのです。 しかし、彼女にとっては、そう感じたのでしょう。
これは明らかに、私の力不足。 リーダーシップ能力の欠如。
「これをやれば、彼女は必ず伸びる」 「今こそ、そのタイミングだ」という強い思いが、 ついつい、きつい言い方になってしまったのでしょう。
ここで学んだこと。 “指導”と“育成”の違い。 私は、人を育てたい。 自らの強い意志で、自分の未来を切り開く、自立型人間を育成したい。 そう、心から思っています。
しかし実際は、育成ではなく、厳しく指導していたのです。 人の立場ではなく、自分の立場で、 もしくは、その時の気分で発言、行動していたのでしょう。
たとえ私の言っていることが正しいことであれ、 それでは、聞いてもらえないでしょう。 言い方を変えれば、人は正しいことだからやるのではない、ということ。
やるやらないは、本人が決めること。 私がしなければならなかったことは、その人を「やる気にさせる」助言なのです。 やりたい、やってみたいと思わせる、何かが足りなかったのです。
その何かとは。 ズバリ、信頼関係。 失われた信頼関係を取り戻すのは、並大抵では出来ません。
やることは、ただ一つ。 自分自身に問題があったことを、素直に認め謝罪する。 そして、これを自己成長の機会と捉え、相手の立場に立った行動、発言をする。
つまりは、成長した自分を見せること。
人の育成は、決して指導することではない、教えることではない。 彼女から、学びました。
ワクワク楽しい歯科医院では、リーダーがどんどん成長していきます。

そして更に、過去のバックナンバーを、ご覧になりたいあなたはコチラ  <寄田幸司>

 

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