メディア情報

[’21/3/12] パドクター

毎月、街の情報誌 「ぱど」 に健康情報
ワクワク楽しい予防歯科ってなあに?
連載しています。

 

 

 

当院の歯科医師、入江先生森山知子先生執筆して頂いております。

今回は、森山知子先生で、『ホワイトニング』についてです。
ご興味のある方は、ぜひお読みくださいね。

 

ワクワク楽しい予防歯科ってなあに vol.188

こんにちは。
ヨリタ歯科クリニックの森山知子です。

今回は、ホワイトニングについてお話します。

歯は見た目に非常に大きな影響を与え、歯の色は特に清潔感を左右する
大きな要素となります。

そのため、白くきれいな歯にするために行うのがホワイトニングです。

一般的なクリーニングとホワイトニングで、どのような違いがあるのかを
ご存知でしょうか?
クリーニングというのは、歯磨きでは取ることのできないバイオフィルム
(細菌が膜のように張り付いたもの)や歯石を落とすことで、むし歯や
歯周病の予防をすることが主な目的です。

このクリーニングで、歯の表面についた着色汚れもきれいにすることができます。

しかし、歯の色そのものを白くする効果はありません。

一方、ホワイトニングは歯に専用の漂白剤を用いて、変色した歯の色を
分解して落とします。

加齢や生活習慣が原因で起きる歯の黄ばみがなくなり、
自然できれいな白い歯になることができます。

実際には、あらかじめクリーニングで歯の表面をきれいにしてから
ホワイトニングを行います。

ホワイトニングには大きく2つの方法があり、
オフィスホワイトニングとホームホワイトニングと呼んでいます。

オフィスホワイトニングは、歯科医院で施術を受けるもので、
高濃度のホワイトニング剤を歯面に塗布し特殊な光を当てることで
歯の表層部分が白くなります。

比較的即効性がありますので、短期間で歯を白くしたい方におすすめです。

ホームホワイトニングはご自宅で行うホワイトニングで、
歯科医院で作製した専用のマウスピースにホワイトニング剤を流し込み、
毎日数時間装着することで徐々に歯を白くしていきます。

歯の内部からゆっくりと白くなるので、時間はかかりますが白さが長持ちします。

ただ、毎日行わない場合や決められた時間を守らない場合は、
理想の白さにならないことがあるので注意が必要です。

どちらの方法にせよ、ホワイトニングを行うにはいくつかの注意点があります。

まず、むし歯や歯周病がある場合には、それらの治療を優先しなければ
ホワイトニングはできません。

それ以外にも、ホワイトニングを受けられない方や効果が出ないケースがあります。
無カタラーゼ症の方、被せ物や詰め物などの人工歯がそれにあたります。

また、18歳未満の方や妊娠中・授乳中の方もホワイトニングは控えて頂きます。

このようにホワイトニングの適応外になることもあるため、ホワイトニングを行う前には
きちんとカウンセリングを受けましょう。

白くきれいな歯になるホワイトニングはメリットが多いのですが、デメリットとして
挙げられることは、処置後に知覚過敏のような症状が出やすくなることです。

しかしこれは1日ほどで治まりますので大きな心配はいりません。

ほかには健康保険が適用されないことや、後戻りがあることもデメリットといえるでしょう。

白さを長持ちさせるには、着色しやすい飲食物を控えることや、
こまめに歯磨きをすることがポイントです。

また、定期的にホワイトニングを行えばいつもきれいな白い歯をキープできます。

歯のホワイトニングは、アンチエイジングにもつながります。

理想の白い歯を手に入れるために、信頼できる歯科医院でホワイトニングのご相談を
されてみてはいかがでしょうか。

 

そして更に、過去のバックナンバーを、
ご覧になりたいあなたは、コチラ

 

関連記事

[’22/8/4] パドクター最終回

[’22/6/10] パドクター

[’22/4/8] パドクター

新着記事

[’24/4/26] 新人研修⑯ -ドリーム通信読み合わせ[1] -

ワンタフトブラシ

[24/4/25] 新人研修⑮ -振り返り[2]-

Concept