医療と政治
師走に入り冬も本格化してきましたね。
朝の冷え込みもかなり厳しく、布団からなかなか出れないですね。
インフルエンザの流行も例年に比べて少し早いようなので
みなさんくれぐれも体調管理には気をつけてください。
さてさて、最近テレビでは選挙の話題が多くなりましたね。
われわれ医療業界は一見政治とは関係がないようで
実は大きく関係しています。
病院に行かれて健康保険を使われる方、とても多いと思います。
歯科は医科と比べて保険外が多い分野ではありますが
それでも、歯科医院の経営の基盤となっているのは
健康保険による治療であるのは事実です。
国がこの健康保険の政策を行っているので僕らとは無縁なようで無縁ではありません。
その時々の経済状況や医療の技術の進歩によって
保険治療の内容、費用は変わっていきます。
ではみなさん、現在の医療費はいくらかご存知ですか?
国全体で39.3兆円国民一人当たりでは30万8000円になります。
この数字、年々増えていっております。
当然財源が無限にあるわけはありません。
このままでは財源が崩壊してしまうので、
最近は医療費を削減させる方向ではあります。
我々歯科医院も、今後保険制度がどう変わっていくかによって
診療内容は大きく影響を受けます。
現在の制度でも正直、保険の範囲でできることは限られています。
一歯科医師としてはアメリカ並みとは思いませんが
教科書通りの、治療を保険できちっと行えればと思いますが
現状をみてみると、とてもそのような世の中にはならなさそうです。
今後、歯科界、医療業界がどういう方向に向かっていくはわかりませんが
注意深くみていき、患者さんにとってよりよい時代がくればと思います。