歯科で扱う漢方薬
皆さん、こんにちは。
歯科医師の高山です。
少し前までは風も冷たくて寒くかったのに、
いつの間にやら暖かくなってきました。
桜の開花時期が気になったりして、春の訪れが嬉しいです。
ただ喜ばしいこともありますが、花粉がたくさん舞う季節にもなりましたので
マスクが手放せない方もいらっしゃるのではないでしょうか?
花粉症で日常生活がままならない方もいらっしゃるとよく聞きますので、
マスクをしてお気をつけてお過ごしください。
さて話は変わりまして。
今日は歯科で扱う漢方薬について、お話しようかなと思います。
歯科でも漢方薬を使うのかと、驚かれる方もいらっしゃるのではないでしょうか?
実は医科だけでなく、歯科においても漢方薬が登場することがあります。
以前ブログでお話させていただいた口腔乾燥症以外にも
歯痛、口内炎、舌痛症、歯周疾患などに漢方薬を使うことがあります。
代表的なものとして、以下のような漢方薬があります。
①立効散(りっこうさん)…歯痛、抜歯後の疼痛
②半夏瀉心湯(はんげしゃしんとう)…口内炎
③黄連湯(おうれんとう)…口内炎
④茵陳蒿湯(いんちんこうとう)…口内炎
⑤五苓散(ごれいさん)…口渇(口腔乾燥症)
⑥白虎加人参湯(びゃっこかにんじんとう)…口渇(口腔乾燥症)
⑦排膿散乃湯(はいのうさんきゅうとう)…歯周炎
近年は、漢方薬による治療も注目されるようになり、
西洋薬と併用される機会も増えています。
様々なアプローチの仕方があり、治療法も増えています。
何かお困りのことがありましたら、お気軽にお尋ねください。