院長ブログ

[’09/8/18] 思いを形にする(44) 夢のまた夢

15日は私の母校である大阪府立三国丘高校32期生の同窓会の日
会場は大阪府堺市にある、リーガロイヤルホテル堺

参加者は、約160名
1学年が約420名いたので、およそ4割が参加したことに。
卒業以来初めて、約30年ぶりの全体の同窓会。
期待が膨らみます。

ということで、もちろん30年ぶりに会う人が、ほとんど。
皆、昔の面影が残っており、名札を見ればすぐに30年前の記憶が甦る
一瞬で、あの頃にタイムスリップすることが出来ました。

昔に思いをはせること、更なる交友を深めること、
30年の時が様々な思い出を美しく、かけがえのないものに変えてくれました。
本当に時間の流れは、不思議な力を持ち合わせているもの。
素晴らしいことです。

そして、この日2つの嬉しいことがありました。
1つは、外見(見た目)について。
高校時代、学年でも1、2を争うぐらい(自分ではそう思っていなかったのですが)
老け顔だと言われていました。

内から出る知性と教養力、そしていつも冷静で紳士的物腰の柔らかさ
そう見えたのでしょう(笑)。

文化祭の打ち上げなどで、皆で騒いでいても
いつも私は、付き添いの先生だと思われていました
(ただ単に、クラスメイトの輪の中に入れない自分がいただけかも)。

しかし何を隠そう、私の誕生日は4月1日
そう、エイプリルフール
ということで、学年で1番若かったのです(もちろん30年後の今も)。
その見た目と実年齢のギャップに小心者の私は、30年悩まされていました。

今日会ったら、さらに老けたと言われたらと内心、心配していました。
しかし、杞憂に終わりました。
「全く変わっていない」(言い過ぎか)、「やっと歳相応の顔になった」(これからがさらに楽しみ)
と有難いお言葉を、頂くことが出来ました。

まだまだ人として大人になっていない、出来ていない所は多々あると自覚しているので、
いい意味で年より上に見える(老けて見える)ことも、必要だとも感じました。
これからも、いい年の取り方をしていきたいと思っています。
そして、もう一つ嬉しかったこと

それは3年9組の時、担任教師であった英語教師の貝谷(かいたに)先生に褒めて頂いたのです。
学生時代は、成績がかんばしくなく(落ちこぼれ)、特に英語は大の苦手で、
先生に授業でも褒めて頂いたことは、ありませんでした。

それが30年ぶりに同窓生が集まったこの日、演壇に立った貝谷先生私の名を出して、
「今日は本当に素晴らしい日でした。」と、述べられたのです。

同窓会終了近く、当時の先生方一人一人の挨拶がありました。
その時貝谷先生が、その直前、私がさせて頂いた
忘れられない先生の授業のお話しに触れてくれたのです。

先生のこの時の言葉、

「今日ここに来て一番嬉しかったことは、寄田君が私のあの時の英語の授業を、憶えていてくれていたこと。
『あの授業のお陰で、それ以後どんな苦しいことがあっても、諦めずやり続けることが出来ました。
先生に本当に感謝しています』 そう寄田君が言ってくれたこと。
それだけで、ここに来た価値がありました。
本当に有難う。」

同級生全員の前で教師(恩師)から名前を呼ばれ、
褒められたことは過去一度もありませんでした。

私にとっては、青天の霹靂
身に余る光栄
夢のまた夢の出来事でした。

<感動は時空を超える  寄田幸司>

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