院長ブログ

[’09/11/30] 幸せの見つけ方

歯科医院経営マーケティング協会さん(代表 中野浩輔先生)が
毎月会員向けに発行しているニュースレターに、『Doing』があります。
私はこの中で、パワーパートナードクターとして、毎回質問にお答えさせて頂いています。

その会報誌の中で、
新時代の魅力経営~愛されるクリニックの秘密と秘訣~
というタイトルの連載で、経営コンサルタントの小田真嘉さんが、こんなことを書いていました。

 

当時、私の周りにいた経営者たちは、どんどんチカラを手にしていきました。
会社の規模を大きくし、売上を上げ、優秀な人材を集め、
雑誌メディアに華々しく登場していました。

そして、さらなる巨大なチカラに憧れ、再び走っていくのです。
それは、まるでゴールのない永遠に続く短距離競争のようでした。
全力で走っては一瞬立ち止まり、また再び全力で走る。
その繰り返しで、身も心もボロボロになっていました。

そんな状態ですから、思いやりも優しさもなくなっていきます。
周りに配慮することも、気遣うことも、ねぎらうこともありません。
当然、人々は次第にそんな経営者のもとから去っていきました。

チカラがあれば物質的な何かを手にはするかもしれませんが、
チカラに頼るほど大切なものを次々に失っていくのです。
チカラによる戦いで、勝ち残るのは厳しいものです。
たとえ勝ち残っても無傷であるはずがありません。

人の上に立とうとする戦士よりも、
人の役に立とうとする天使になることの方が、はるかに幸せでしょう。
はるかに周りを豊かにするでしょう。


小田さんが言う「チカラ」とは、知識・技術・才能・実績・成功・お金・人脈

歯科医師である私にとって、いや歯科医師になろうと決めた時点で、
その「チカラ」は必要不可欠、目指すべきものであると思っていました。
いや、信じて疑わなかったもの。
それが最近になって、やっと「それって違うんじゃないか」と思える自分になりました。

そんな時、この記事が目に止まりました。
以前の私なら、サラッと見過ごしていたかも。
過去の私なら、「そんなキレイゴト言ってもね」
「それは敗者がねたんで言っていること」ぐらいにしか、考えなかったかも。

小田さんの最後のメッセージ。
「目の前の人を大切にしていれば、自分がすべきことを教えてくれるのです。
自然と分かるはずなのです。」

「チカラ」ばかり追い求め、手が届くことのない遠くばかりを見ようとして、
目の前が見えていない自分に気付きました。

これからは、手を伸ばせば触れることの出来る人を幸せにする真のリーダーになります。

小田さんについて、もっと知りたい人はコチラ
小田さんの著書は、コチラ

ということで、「歯科医師として人生を豊かに輝かせるために」という
スローガンを掲げる『Doing』や中野先生の活動、これからも楽しみにしています。

 

<幸せは手の届くところにあるもの  寄田幸司>

関連記事

[’24/4/28] 新人研修⑱ -ドリーム通信読み合わせ[3] -

[’24/4/27] 新人研修⑰ -ドリーム通信読み合わせ[2] -

[’24/4/26] 新人研修⑯ -ドリーム通信読み合わせ[1] -

新着記事

[’24/4/28] 新人研修⑱ -ドリーム通信読み合わせ[3] -

四つ葉のクローバー

[’24/4/27] 新人研修⑰ -ドリーム通信読み合わせ[2] -

Concept