院長ブログ

[’20/4/4] 笑気吸入鎮静器「セデント サイコリッチT-70」導入開始

今週の4月2日(水)のお昼、ヨリタ歯科クリニックに
笑気吸入鎮静器、「セデント サイコリッチT-70」が設置
されました。

それが、コレ。

ということで、下記は頂いた資料より。

『安心=思いやり診療』が、医院に付加価値を高めます。

高齢化社会を迎え、高血圧症や、虚血性心疾患などの全身疾患をもつ
患者さんが増えています。

このような患者さんの多くは、痛みや不安等のストレスにより全身状態が
急変しやすく、脳貧血等の偶発症を引き起こすリスクが高いと言われ、診療に
際し十分な注意が必要です。偶発症を予防し、安全に診療を行うためには
まず患者さんのストレスを軽減し、全身状態を安定させることが大切です。

その有効な手段として、『笑気吸入鎮静法』があります。

そして、この方法がもたらす多くのメリットが、医師と患者さんの信頼関係を
スムーズにし、医院の付加価値を高めます。

 

【特徴】

①弱い鎮静・催眠作用と鎮痛作用
②鎮静効果の発現と消失が、極めて速やか
③呼吸器や循環器に、ほとんど影響がない
④肝臓に、負担をかけません

【メリット】

笑気は、鎮静作用に加えて、鎮痛作用を持っています。
そこで笑気吸入鎮静法を用いれば、リラックスすると共に痛みを感じにくくなります。
笑気を吸入させながら吸入麻酔を行なうと、「痛みをとるための麻酔が怖い」という
ジレンマが軽減されます。

【安全性】

笑気が麻酔薬として広く用いられているのは、適度な鎮静作用と比較的強い鎮痛作用を
持ち、効果の発現と消失が速やかで、重要臓器に影響を及ぼさないためです。
鎮静法はこれらの優れた特徴を持つ笑気を30%以下という低い濃度で、鼻呼吸により
高濃度の酸素とともに、吸入させる極めて安全性の高い方法です。

【適応性】

①循環器疾患を有する患者様
②治療に強い恐怖心を有する患者様
③脳貧血の既往がある患者様
④嘔吐反射を有する患者様
⑤局所麻酔や外科処置予定している患者様
⑥理解力のあるお子様
※基本的にはすべての患者様に適応可能ですが、中でも上記の患者様には
 積極的に用いることをお勧めします。

【注意点】

鎮静法は極めて安全性の高い方法なので、禁忌となる諸例はありませんが、以下の患者様には
注意が必要となります。

①中耳炎で治療中の患者様
②2ヶ月以内に眼科手術を受けた患者様
③妊娠初期の患者様
④過呼吸発作の既往がある患者様
⑤鼻閉のある患者様
⑥本法を希望しない患者様 

 

以前より、笑気麻酔に関しては、患者様よりお問い合わせが多かったということもあり
去年の12月に業者さんにデモンストレーションをやって頂き、導入をすることに
なりました。

これで、治療を受けられる患者様の不安とストレスを、軽減出来ることが出来ます。

安心・安全に治療を受けていただくためにも、これからも人に優しい医院であり続けれるよう
努力してまいります。

 

<人に優しい医院であり続けるために、医院の機器もアップグレードが必要 寄田 幸司>

【追伸】

本日も診療の合間をぬって、新人研修は続きます。

自費待合い近くでは、訪問コーディネーター杉本さんポータブルユニットの組み立て方
健プロ兼訪問コーディネーターの松田さんから、教わっていました。

また技工室では、いつもお世話になっています、技工所のガーデンの三浦さんから
印象物への石膏流しのレクチャーです。

こちらも狭い中、新人衛生士 奥村さん、石島さん、安富さん
新人ドクター 髙橋先生、笠間先生が熱心に聞いていました。

そして、医院に面した、通称サクラ通りはこんな感じ。

8分咲きというところでしょうか。

週末、天気が良いので、満開になることでしょう。

 

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