院長ブログ

[’07/2/8]「上間京子のシャープニングそのまんま図鑑」出版

いつも私たちの衛生士のレベルアップのため、ご指導頂いている
上間京子先生が、衛生士来院マニュアル解読本を出版されました。

タイトルは、「上間京子のシャープニングそのまんま図鑑」です。
それではここで、冒頭に書かれている上間先生の熱いメッセージを、
ご紹介します。

本格的な歯周治療に、取り組み始めて15年が過ぎました。
シャープニングが、できるようにならなければならない、
と思ったのも同じ時期でした。
とにかく縁下歯石もろとも根面を滑択にツルツルにする、
そんな時代でした。
しかし、スケーラーが切れなければ、縁下の硬い歯石は取れません。

「どうしても、できるようになりたい!」

そればかりを思い詰めて、数少ないテキスト本に首っ引きになり、
教えてもらえるセミナーを、かたっぱしから行脚しました。

そして、一つ一つが私の中で熟成されて、
いつのまにか“私流”が結晶しました。
シャープニングテクニックの上達とともに、
私の歯周治療も形になってきたように思います。

6年前にフリーランスになって“教える立場”になりました。
そしてそれは、驚きと戸惑いの連続でした。
シャープニング、スケーリング、
本来歯科衛生士の仕事であるはずのテクニックがあまりにできない・・・。
切れないスケーラー、片刃のシックルのようになったグレーシー。

しかし、それがエネルギーとなって猛然と『JOKANスクール』を立ち上げ、5年の歳月が過ぎました。
この間、私は院内研修で、またJOKANスクールで、
多くの歯科衛生士に“基本の基”を教えてきました。

「教えることは学ぶこと」。
私は教えながら新しいことや、
改良すべき点を次々と気付かされてきました。
私から真剣に学んでくれた、大勢の歯科衛生士たちがいたからこそ、
私は1冊の本にまとめるまでに、自分の技術を高めることができたのです。

                                                                                   上間 京子

この本を読み進んでいると、一昨年一年間、月一回来阪しての、
上間先生の熱い指導が、昨日のようによみがえります。
私たちの衛生士が、なんと素晴らしい学びの環境にいたのか、
つくづく有難みがわかりました。
これはまさに、私たちの歯科衛生士にとって、バイブルになりえる書であると思います。

これからも、上間先生に教わった「基本の基」を忘れることなく、
一歩ずつ前進していきたいと、心からそう思いました。
先生から私宛てに、進呈に頂いた、この本の一ページ目には、
上間先生の直筆で一語、「私のこだわりの結晶です」と書かれていました。

まさに先生が、シャープニングテクニックにこだわり続けた、
衛生士の育成
にこだわり続けた、ひいては、患者様に愛され続ける
歯科医院を作ることに
こだわり続けた、その結晶が、ここに実を結んだのでしょう。

「上間京子のそのまんまシリーズ」三部作の完成、
今から楽しみにしています。

?<私もこだわりの結晶を作りたい 寄田幸司>

 

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