院長ブログ

[’24/5/16] 新人研修㉛ -ドリーム通信読み合わせ[14] -

引き続き、午前中にドリーム通信読み合わせの
新人座学研修
を行っています。

ドリーム通信読み合わせ研修も、来週の月曜日で終了。
あと残り僅かですが、新人スタッフは毎日素晴らしいレポート
書いて下さっています。

今回のドリーム通信読み合わせ研修は、
Vol.34  人が輝く組織作り
Vol.40    夢と希望あふれる強固なチームワーク作り①

です。

 

内容は、下記の通り。

 

■Vol.34  人が輝く組織作り

歯科医院で働く、スタッフ向けセミナーでのパネルディスカッションで、
初めから予防ベースの歯科医院を作ったのではない、ということをお話させて頂きました。

様々なつらい、しかし有難い出来事を通じ、自分が気付き変わったことで
自分の進むべき道を決めたのです。

決めた以上は、それを地道にコツコツやり続け、その結果今があること。
また、今が最終目標ではなく、これからも進化し続けること。
まだまだ、出来ていない自分、成長できる自分がいること。

「患者様やメンバーから、信頼を得るため大切なことは?」という、質問がありました。
私なりの答えは、その人に興味を持つ、関心を持つこと。

そのため、患者様へはカウンセリングをします。
「あなたの願いを叶えます」という、夢メッセージを届けます。
メンバーには診療中であっても、こまめに声をかけます。
「いつも気にかけています」という、愛メッセージを送ります。

願いを叶え、無償の愛を注ぐことで、信頼関係が生まれます。
相手を、思い続けることが大切です。

人が輝く組織を作りたい 
人が育つ組織を作りたい 
人が離れない組織を作りたい

そんな思いが、強くなりました。

しかし、その思いとは裏腹に、この歯科業界は元気がありません。
大学や専門学校は定員割れを起こし、衛生士、技工士の離職率は8割を越えるとか。

それほど学校を入ってくる人にも夢が無く、出てからの現実はさらに厳しい。
私たちにとっても、いい人材を確保し人が輝く組織を作ることが、
どれ程困難で険しいものか。

しかし、全ての医院がそういう訳ではありません。

人がどんどん集まり、成長し、笑顔があふれる医院、
一度勤務すると離れない医院、例え結婚や出産などがあっても、
また復帰してくれる人が多数いる医院。

そんな医院は、確かにあります。
一体、何が違うのでしょう。

有難いことに、私たちの医院には多くのドクター、衛生士が勤務しています。
その人達が輝きを放ち、長く勤務出来る医院作りをしていきたいと思っています。

そのため大切なこと、それは「自分は、必要とされている」
「自分のやりたいことが、ここなら出来る」
「何かあったら、皆が助けてくれる」

そんな思いを、入職後スグ持てること。

そう、やりがい、働きがいを与えることが出来ること。
簡単そうですが、実は困難なこと。
何故ならやりがい、働きがいは人それぞれ、千差万別。

こうすればよいという法則など、存在しない。
だから、一人一人にいつも関心を持つことが大切。
一人一人に、声をかけることが大切。
一人一人に、働きやすい環境を作ることが大切。

一人一人へ思いを伝えることで、人が輝く組織が出来ました。

■Vol.40  夢と希望あふれる強固なチームワーク作り

大学卒業後、勤務医の4年間は、自費中心の医院で、
主に技術の修得に時間を割いてきました。

そのため開業するにあたり、技術さえあれば患者様もスタッフもついてくるという、
前近代的な考えでした。

とりあえず主訴のみを治療し、「何かあったらまた来て下さいね」という、
人を見るのではなく、ただ歯を診ている診療。

スタッフとある程度の信頼関係は出来ていましたが、それ以上ではありませんでした。

心から深く理解し合い、同じ夢と希望を共有する、
仕事を通じ、お互い自己成長をすることなどあり得ませんでした。

患者様に愛される歯科医院を作る、その思いだけでヨリタ歯科クリニック開設。

悲しいかな、そこには私に一番近い存在、最も大切にしなければならない存在、
すなわち家族やメンバーのことを忘れていました。

そのために多くの辛い、しかしありがたい経験をさせて頂きました。

具体的には、開業4ヶ月目のある日、メンバー全員がその日で退職しました。
その日から、ある意味私は人間不信になりました。

「ここまでやったのに」
「仕事を途中で投げ出すなんて、なんて無責任で弱い人たちなんだ」
変わることのない、他人や環境を責めていました。
常に自分を正当化していました。

開業10年が経過。最愛の母が旅立った時、私は診療室にいました。
その後一年間、自己嫌悪になりました。悩みに悩み続けました。

そこまでして、「患者様に愛される歯科医院を作ることが大切なのか」と。

そして、やっと気付くことが出来ました。
光が見えました。
目が覚めました。

今まで起こった全てのことは、意味があることを。
今まで起こった全てのことの原因が、自分にあったことを。
今から起きる全てのことは、自分で作り上げられることを。

これら全てをメンバーから教えて頂きました。
そしてこのメンバーと共に、夢を実現していきたいと思うようになりました。
本気、本心、本音で将来の夢を語るようになりました。

そして、私は決断しました。
患者様に愛される医院ではなく、メンバーや取引き先に愛される医院を作ることを。
ビクビク怖い、出来れば行きたくない歯科医院ではなく、
夢と希望あふれる、ワクワク楽しい医師医院を作ることを。

予防をベースにしたワクワク楽しい歯科医院を実践するには、チームメンバーの協力が不可欠。

私一人では決して、実現することは不可能。

私はその日から、家族のようにメンバー一人一人に接するようにしました。
馴れ合いではなく、他人行儀でもなく、真剣に裏表なく話をします。

共に笑い、喜び、悲しみ、お互い理解し、認め、励ましあい、
そして、仕事を通じ、知り会えたことを共に感謝します。

そこには、飾りやお世辞は必要ありません。
医院を良くするため、患者様に満足と信頼を与えるため、お互い本音で付き合います。

その結果、メンバー自身も私や患者様と家族のように接するようになりました。

信頼関係が生まれることで、夢は、願い続ければ叶う。
夢は、楽しみながら叶う。夢は、仲間と共に叶う。

そう信じることが、出来るようになりました。

強固なチームワークが、思いを形にする。

 

ここで、ドリーム通信読み合わせ研修で、新人スタッフメンバーが発表した
思ったこと、感じたこと(感想文)
を、ご紹介します。

ご興味ある方は、是非お読みくださいね。

 

■Vol.34  人が輝く組織作り

・院長が色々な経験から辿り着いた答えは、その人に興味を持つ、関心を持つという
ことを知りました。
簡単そうで、とても難しい事でもあるなと感じました。
患者様に対しては、カウンセリングをすることで、しっかりと思いを聞き取り、
メンバーにも声掛けをすると、あちこちに気を配り、行動していくことが、いつも
出来るわけではないが、意識していくことが大切だなと思いました。
私も声をかけてもらえると、とても嬉しく感じます。
仕事場では特に微力ながらも、少しは役に立てているということを声をかけてもらう
ことによって、感じられるからです。
人が輝く組織には、その中に輝く人がいてるからこそ、成り立つのだと思いました。
お互いに声をかけあい、関心を持ち合い、働きやすい環境作りに自分自身も出来る
ことをし続けていきたいです。

・人に興味や関心を持つことで、コミュニケーションを取る機会が生まれ、信頼関係が
できるということは、友人関係でも患者様でもスタッフ同士でも一緒になのだと思いました。
美容院などに行った時、自分の好きなことについて興味を持って沢山聞いてくれたときや
友人が自分の好きなアーティストのライブに興味を持って付いてきてくれた時に
有難いなと仲良くなれて良かったと思うことが多いと感じます。
それを、スタッフや患者様に自分がしてあげることで、信頼関係が出来たり、次も来たいな
ここで通い続けたい、働き続けたいと思えるのだと感じました。
しかし、仕事に対して、やりがい、働きがいを持っている人は少ないと思います。
イヤイヤ仕事をしていたら、ミスも多くなり、気持ち的にもどんどんしんどくなると
思います。そこで、自分を必要としてくれると感じられたら、とても毎日楽しくなり
もっと仕事を頑張ろうと思えるなと感じました。
同期でもモチベーションを高め合って、人が輝く組織作りをしていきたいと思いました。

・私が通っている歯科医院も実習で行かせていただいた歯科医院もほとんどがチェアサイドで
主訴を聞き、そのまますぐ治療に移ることが多いです。
しかし、ヨリタ歯科クリニックは、カウンセリングとして十分な時間を設け、患者様の思いを
聞くことができるため、患者様にとって安心して治療が受けられたり、不安を取り除くことが
でき、ヨリタ歯科クリニックへの信頼に繋がっているのではないかと感じます。
また、練習をしている時などに、院長をはじめ、多くのスタッフの方が気にかけて、声を
かけて下さります。アドバイスを頂けたりすると、自分の課題も少しずつ解決し、とても
有難いです。私自身も、もっと周りに気を配り、関心を持つことを意識して、行動したいと
思います。これからも研修は続くので、同期で声を掛けながら練習し、上達していいたいです。

・学生の頃、少しだけバイトさせて頂いた他の医院や実習先で、スタッフさん同士の会話が
少なかったり、院長先生がスタッフさんのことを理不尽に怒っていたりした事があります。
そのような医院は、働いたり実習させて頂いたりしても、居心地が悪く早く帰りたいなと
感じていました。
ヨリタ歯科に実習に来させて頂いた時、衛生士のスタッフさんだけではなく、院長をはじめと
するドクターの方々や、デンタルコーディネーターさん、スマイルクリエーターさんなど
沢山の方々が様々な場面で話しかけて下さり、とても嬉しく、明るくて雰囲気が良いなと
とても感じました。
働かせて頂いてからも、困っていたら声をかけて下さったり、分からない事があっても
すぐ質問しやすいので、日々少しずつではありますが、成長出来ていると感じています。
このような環境でいられる事の有難さを忘れず、更にステップアップしていけるように
努めていきたいです。

Vol.40  夢と希望あふれる強固なチームワーク作り

・私の働いていたアルバイト先は、とても料理もおいしく、オーナーも良い方で
常連さんも沢山くるお店でした。
でも、1人の社員さんが、お客様とオーナーには親切でニコニコしているのに
パートさん、アルバイトにはきつく当たって全く大切にしてくれない人でした。
そのせいで、私を含め、半分以上の方が辞めてしまいました。
その経験と、このドリーム通信から、一緒に働くメンバーを大切にすること
メンバーや取引先に愛される環境作りはとても重要であると思いました。
働くスタッフが嫌な感情を持ってしまうと、協力もしようという気持ちには
ならないと思います。
でも、ヨリタ歯科クリニックでは、皆が協力しあって、仲の良い関係だからこそ
共に助け合い、愛される医院になったのだと思いました。

・何を行うにしても、人の協力がないともの事は進まないというように、人を信じ
信じられる関係性はどんな時でも必要だと思います。
例えば、自分が行きたい大学があったとしても、親がお金を払ってくれないと
通えません。いくら勉強を頑張ったとしても、入学することすら出来ません。
このように自身が頑張り、努力出来るのは、周りの手助けが必ずあります。
なので、何事にも自分一人という考え方ではなく、他人に感謝し、自分も他人に
対して、思いやりを忘れてはいけないと思います。
ヨリタ歯科でも、お互いを助け、助け合いながらチームワークを作っていきたいと
思います。

・私は今、受付での仕事しかまだしていないので、患者様とコミュニケーションを取る
機会は、診療室に比べると少ないと思います。
患者様、スタッフ、取引先から愛されるためには、院長1人では難しいことだと感じます。
そこで院長は、チームメンバーを家族のように接して下さり、まだ入職して一ヶ月半の
私にも笑顔でお話して下さり、とても嬉しいと感じています。
院長が朝礼で、毎朝MVPのスタッフを発表して下さり、そこに「新人のデンタルコーディネーター
さん」と言ってもらえた時や、「新人の皆さん」など、自分に関係することを言って
もらえた時、まだ入って一ヶ月半の私のことを見てくれているのだと嬉しく思いました。
認めてもらえることで、とても頑張ろうと前向きな気持ちになれるので、私も後輩が
出来たら、教えるところはしっかり教えて、出来ていることはしっかり認めて褒めるという
楽しむことを大切にしていこうと思いました。
これからもチームメンバーと喜怒哀楽を共にして、強固なチームワークを作っていけるように
頑張ろうと思いました。

・誰かから信頼を得るためには、まずは自分の可能性を信じないといけないのだと
思いました。自分の事を否定し、自分の可能性を信じない人には、話すのが怖くなり、信頼関係を
得られなくなっていくのだと感じました。
院長は、実習生の時、バイトの時、働いてからも、とても気に掛けて下さります。
私が素直に答えると、とても笑顔で返して下さるので、ヨリタ歯科クリニックで働かせて
いただき、とても楽しいです。
私も思っていることは、溜め込まず、素直に相談して、スタッフの皆さんと信頼関係を
得られるように頑張ります。

<新人研修は、まだまだ続く   寄田 幸司>

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