赤ちゃんの発達の始まりは【呼吸】から
こんにちは。
歯科衛生士の岩切です。
赤ちゃんは産まれて初めて、何をするでしょう?
『オギャー』と泣くことですよね。
つまり【呼吸】から、人生をスタートさせるわけです。
【きほんの呼吸】の著書である、
アスレティックトレーナーの大貫 崇さんは、
著書で、
横隔膜を上下させて呼吸を繰り返すことで、 どんどんお腹の中の圧力が高まっていきます。 (身体を動かすときには、お腹は固めずに、前後左右360°全体的に 膨らんでいる【風船】のようなイメージを持つことが大切です。 呼吸することによって、360°全体的にお腹を膨らませることができたら、 すると脊柱が安定し始めるため、四肢(手とか足)が動きやすくなってきます。 そして生後1年で、誰にも教わらずに立って歩くようになるのです。 『きほんの呼吸』 著者:大貫 崇 |
と書かれています。
【呼吸】を通して、体幹を鍛えてきたから、
身体の軸ができて、1年をかけて徐々にたくさんの動きを学びながら
発達していくことができるのです。
だから、その発達の過程を、是非見守ってもらいたいなと思います。
他の赤ちゃんと比べて立つのが遅かった、歩くのが遅かった、
と思うことがあるかもしれません。
しかし、それはその子にとっては、
今がベストタイミングなのです。
早く立たせてしまうより(例えば歩行器で練習するなど)、
ハイハイを通してハイハイから自分で座ることを覚えることで、
身体は色んな動き(身体を回旋する動きや、左右に体重を移動させることなど)
を覚えていきます。
そして、それが結果的にお口の発達にも作用して、
舌が左右に動き、【咀嚼】を引き出す動きにもつながっていきます。
あなどれないですね、【呼吸】
<赤ちゃん歯科チーム 歯科衛生士 岩切>