赤ちゃん歯科ブログ

コミュニケーションとお口育ては【観察】することから

こんにちは。
赤ちゃん歯科チーム 歯科衛生士の岩切です。

今回は、私自身の息子(6歳)のことについて、お話ししていきます。
実はわたしは、息子のことについてかなり悩んだ母親です。

息子は好奇心が強く、なんでもアグレッシブに赤ちゃんの頃から動き、
気づくと他のお友達のおもちゃを触りたいから奪ってしまい、
3歳過ぎから吃音も出てきたので、話す時に吃ってしまい、なかなか言葉が
出てこないことから手が出てしまい、3年ほど喧嘩ばかりしている息子に
心はソワソワ、相手のお子さんや親御さんにも申し訳ない気持ちでいっぱいでした。

息子のことで自分まで申し訳ない気持ちになったり、他人の目を気にして、
あのお母さんはどういう風に子育てをしているんだろう?と思われていないか、
そんなことも気にしている私がいました。

私は結婚前や息子の妊娠中に【コモンセンスペアレンティング】
【コーチング】を学んだことがあり、冷静になって息子や周りの人を俯瞰して
見ていくと、【誰にでも行動するには理由があるということ】に気付かされる
ことになりました。

よくよく見ていると、息子がおもちゃを奪ったのは、実は相手の子が先に
息子からおもちゃを奪って、それで取り返そうとして叩いてしまったり
泣かせてしまっているということに気付きました。

その一片だけを切り取って見てしまえば、息子だけが悪いということに
なってしまうのですが、そう行動を起こしたのも理由があったのだなと
感じることができるようになりました。

息子はまだ吃音もあったので、話せない分、相手の子どもに息子の気持ちを
話したりしながら、どちらかが悪いという認識ではなく、
【どちらにも信じているものがあるんだね】を大切に話しました。

そんな息子ですが、年長に上がる前に吃音が無くなり、あんなに喧嘩していたのに、
全く喧嘩をすることは無くなり、保育園の先生からも『ものすごくお兄ちゃんになって、
周りの人にお話がキチンと出来るようになりました!』と言われるようになりました。

今、かつてのわたしと同じように、子どものことがわからなくて
苦しんでおられる親御さんは少なからずいらっしゃると思います。

それでも必ず終わりが見えていくということ、子どもは自分の思い通りにならないこと、
子どもと自分は違う人間であること、人にはそれぞれ信じている正義があり、
子どもには子どもの信じている正義があるということ、

まずは子どもが普段何を感じてどう行動しているか、
観察する
ことから始めてみませんか?

今まで見えてなかったことが観察を通して見ていくと、
子どもの【やりたい!】を止めてしまっていないだろうか?
子どもをコントロールしようとしてなかっただろうか?
子どもの言いなりになっていないだろうか?
そうしてしまう行動の奥に、何があるのでしょうか?

そこに気づくと、また違ったものが見えてくるようになるかもしれません。

普段の診療などでも親御さんや子どもたちの気持ちに寄り添いながら、
ベストな方法診療を心がけています。

お口の健康を守るためには、実は子どもとのコミュニケーションが欠かせません
コミュニケーションを取りながら、歯磨きを楽しみながら親子でやってみる。
(一生懸命になりすぎて、知らず知らずのうちに怖い顔になって
無言でやってないか、チェックしてみてくださいね^_^)

おやつの食べ方を親子で話しながら決めてみる。

コミュニケーションの始まりは【観察すること】

観察を通して、子どもたちがどうしたいのか?

一緒にその育ちを見守っていけるといいですね。

 

<赤ちゃん歯科チーム 歯科衛生士 岩切>

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