【赤ちゃん歯科】とは?
こんにちは。
歯科衛生士の岩切です。
赤ちゃん歯科でみていくこと
それは、赤ちゃんの成長発達を見守ること、
その過程で気になることがあったときに、
どうすれば解決できるか、
赤ちゃん自身をみていきながら支援していき、
その能力を高めていくことを目的としています。
主に、生命活動の3Sとして
①息育(呼吸)
②足育(姿勢)
③食育(食べさせ方、上手に食べるためのお口の感覚を育てる、身体をつくる栄養)
この3つの軸を中心に関わっています。
特に、
【呼吸】には、【口呼吸】と【鼻呼吸】がありますが、
これらが顔貌や将来的な顎の成長や歯並びに関わるだけでなく、
口呼吸には出来ない、鼻呼吸ならではの大切な働きがあります。
鼻呼吸をすることで、鼻腔で【一酸化窒素】が生成され、
呼吸によって気道から肺に送られていきます。
一酸化窒素は、平滑筋という組織に働きかけて血管を
やわらかく拡げる働きがあり、その結果、全身の血管が
スムーズになります。
ということは、鼻呼吸でしっかり一酸化窒素を生成して吸い込むことで、
高血圧の予防や動脈の老化を防いで柔軟性を保つなど、一生をかけて
この【鼻呼吸】を守ってもらいたいんです。
今、当院で診療させていただく方々(子どもから大人まで)を診ていても、
【鼻呼吸】よりも【口呼吸】の方が増えているなと感じます。
何故、口呼吸が増えてきたのか?
それは、身体の発達の過程で鼻呼吸よりも口呼吸のほうが楽であると、
身体が判断したからだと思います。
寝ているときに、首が後屈してお口が開いてしまったままになっていないか?
抱っこしているとき、抱っこひもに入れているとき、
首が後屈してお口が開いてしまってないか?
4歳を過ぎても、まだまだ指しゃぶりをしてしまうか?
唇がちゃんと閉じれている姿勢なのか?
猫背ではないか?
足指の形はどうか?
色んな要因が隠れていることがあります。
そこを見極めていきながら、その子にとって何が大切なのか?
一緒にサポートしていきたいなと思います。
<赤ちゃん歯科チーム 歯科衛生士 岩切>