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[’06/5/25] 自立している組織(歯科医院)におけるリーダーシップ

CHP研究会主催の第3回HTPコース修了式が、大阪心斎橋の
ハートンホテル南船場でありました。
私も1時間、お話しをさせて頂きました。
しかし、この修了式のメインは、4つのチームに組分けたHTP受講生
皆様一人一人が、6ヶ月間の成果を発表する、「プロジェクト発表会」です。

 

経営者として、いろんな悩みをかかえた生き方や、6ヶ月間の取り組みを、
スライドを使って発表します。
その間、多くの課題図書を読み、医院改革、いや、自己改革
してきたのでしょう。
発表する人の中には、涙ぐむ人も多数いました。

私は、この修了式に参加させて頂き、いつも思うことがあります。
歯科医院は、ある意味職人です。
6年間、歯科医師としての知識や基礎技術を学び、そして国家試験に合格し、
晴れて、歯科医師になります。

大学に残る人、すぐに勤務医として働く人、道はそれぞれです。
しかし、そのほとんどの人が、独立開業します。
その間、技術の研鑽や、研究にまい進することはありますが、
経営者としてマネージメントを学ぶ機会は、少ないのです。

独立開業=経営者

しかし、経営者としては素人です。
ですから、多くの問題や危機に直面します。
そこで必要になるのがリーダーシップ
ぶれない信念と、決して変わることのない決意、くじけない熱い思い
枯れることのない愛情、これら全てを持ち合わせたリーダーが
組織には必要です。

CHP研究会を主催する、諸井英徳先生は、最近出版された本
「歯医者に来る人の心理学」の中で、 以下のように述べられています。

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自律している組織(歯科医院)におけるリーダーシップ

「自律」した医院を創るために必要なのは、その医院が存在する目的、
意義を明確にすることだということです。
そして、その目的は、リーダーである院長をも支配化においていなければ なりません。
「リーダーである院長がスタッフを支配している」という感覚を
スタッフも院長も持ってはいけないということです。

「院長も私達スタッフもこの基本理念に対しては同じく忠誠であり、
使命達成のために同じように走り続ける同志である」

とスタッフが感じるような、使命(ミッション)・基本理念
掲げなければならないのです。

医院という組織においても、また日本の過去から現在まで優れた組織と
呼ばれた会社においても、「唯一絶対の目的」が必要になるということです。
最初はリーダー、創業者の夢、想いであったものが、いつの間にかリーダーの
体はもとより、組織からも離れた場所、それはあたかも夜空に輝く星のように
遠い「夢」そして、皆が目指したい夢にまで昇華させた、「唯一絶対の目的」
必要になるということです。

皆さんの組織はいかがですか?
そして、自律している組織だからこそ理念が必要なのです。
ちょっとダサい表現かもしれませんが、院長もスタッフもその理念の前では
同列になり、肩を組んで、「一緒にあの星を目指そう!」
言える夢が必要だということです。
                                     (一部省略)

———————————————————————

私たちが今後、成しとげようとすることは、決して私一人では出来ません。
チームメンバーや周囲の人々の協力が必要不可欠です。
そのため、変わることのない理念や、進む方向性を
これからも言い続けていきます。

私たちの夢に賛同して頂ける人と共に、歩んでいきたい
私は、これからも成長し続けます。<メンバーの道しるべになりたい 寄田幸司>

 

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