博多セミナーの翌日、師匠の築山先生から励ましのメールを頂きました。
同時に、添付ファイルも届けられました。
その中身は、デンタルダイヤモンド誌2008年4月
『安藤正遵が解く「リーダーの条件」 シリーズ①築山雄次』
東中野で開業されている安藤正遵先生と、築山雄次先生のビッグ対談記事。
しかも、テーマはリーダーシップ。
まずは、連載に当たって。
近年の歯科医院の現況を見るにつけ、経営の難しさには目を見張るものがある。
それは単にライバルの多さや、それに伴う患者減のみならず、
スタッフとのコミュニケートをとれない院長の精神的疲労にも現れている。
誤解を恐れずに言うならば、院長とは昔から医科、歯科を問わず、
技術職にありがちな世間知らずであったように思う。
それを常識のあるスタッフがカバーしてくれていたというのが、
いままでの多くの歯科医院の姿ではなかったか。
それがいまや、若者の精神の低年齢化に伴い、そのスタイルは通用しなくなってきている。
現代は、逆に院長が大人になって、スタッフの成長を温かい目で
見守ることができなければ、よい歯科医院を作るのは難しい。
では、そのよい歯科医院を作るための、「リーダーの条件」とはいったい何なのか。
優れたリーダーは、一般的な院長たちといったい何が違うのか。
本連載では、あえてタイプの違う、優れたマンマネジメントに定評のある、
歯科のリーダーたちを選び出し、その成功要因を分析する。
自分のスタイルに近いトップを探し、1つでも真似をすることで、
貴医院のスタッフとの絆作りに役立てば幸いである。
安藤正遵 |
そして、築山先生語録。(本文より一部抜粋)
・
|
揺らぎのない理念を掲げ、それをスタッフ全員が共有している。
顧客第二主義。 |
・
|
患者さんにとってよいこと、スタッフにとってよいことが、
とても重要。
そしてもう1つ、社会にとってもよいことでなくてはなりません。
この3つのよいことの真ん中が、
人間がとても幸せに暮らせる空間である。
これを探し、実行すること。 |
・
|
スタッフを信じる、スタッフを知ろうと思ったのです。
許すことは難しいですが、許すことも大事です。
ですから、失敗に対しても怒らなくなりました。
「同じ失敗を?度するのはよくないが、失敗しないのはもっと悪いよ」と話しています。 |
・
|
教育ではなく、自分で気付くのが大事。
教えられたことはなかなか身につきませんが、
自分で気付いて学んだことは身に付きます。 |
・
|
少し遠回りでも、そうなってもらいたいと私は思っています。
だから、教えることはしないで、大きな目標や理念をささやき続けるのです。
具体的に何をすべきかなどということは言いません。 |
・
|
繰り返すようですが、私は考え方や理念がぶれないことが
もっとも大切だと思っています。
そして、それに沿った仲間が集まっているか、集まっていないかで
医院のまとまりも違ってきます。 |
・
|
スタッフが楽しそうに仕事をしているかどうか。
楽しそうにやっているなと思ったら、「おう、楽しそうやね」という具合です。 |
・
|
揺るぎのない理念や志をしっかりともち、
そしてコミュニケーションができていることが重要。 |
|
一つ一つの言葉に、重みがあります
(といっても築山先生は、いつもニコニコさらりとお話しされますが)。
やはり師匠の言葉は、心に響きます。
私はまだまだ未熟者。
成長途中です。
人の問題は、尽きることはありません。
それは全て、リーダーシップ不足が原因。
これからも多くの本を読み、セミナーに参加し、
そして人に出会い、また何度も教えを請い、人間磨きの旅を続けます。
<これからも大きな目標や理念をささやき続ける 寄田幸司>