[’22/3/11] パドクター
毎月、街の情報誌 「ぱど」 に健康情報
「ワクワク楽しい予防歯科ってなあに?」を
連載しています。
執筆メンバーは、
衛生士の岩切さん
デンタルコーディネーター兼管理栄養士の坂口さんです。
歯に関する知識はもちろんのこと、歯並び矯正や、食育、歯育て
管理栄養士の視点から学ぶ知識など、様々な学びや気付きを
皆様にお届け致します。
今回は、歯科衛生士の岩切さんで、
『良い呼吸は鼻呼吸』についてです。
ご興味のある方は、ぜひお読みくださいね。
ワクワク楽しい予防歯科ってなあに? vol.200
こんにちは、ヨリタ歯科クリニック歯科衛生士の岩切です。 皆さんは『呼吸をしてみてください』と言われたら、 鼻でしょうか? 私たちの身体にとって健康な呼吸は、【鼻呼吸】です。 普段何気なくしている呼吸、ご自分がどんな呼吸をしているか それでは、呼吸について以下のことをチェックしてみましょう。 まずお口を閉じてみて下さい。 ①舌は上あごにしっかりくっついているでしょうか? 鼻呼吸であれば、舌は上あごにしっかりくっついています。 それ以外であれば、舌と上あごの間にすき間ができているので、 また、普段唇が開いていたり、唇の乾燥を認めたり、 では、何故、鼻呼吸が私たちの身体にとって大切な呼吸なのでしょうか? 実は、口呼吸は呼吸過多の状態と言われます。 口呼吸は、大量に吸気(吸い込み)することによって、 では、酸素がたくさん体内を巡るからいいのではないか?と 呼吸で体内に入った酸素は、血中のヘモグロビンと結合して運ばれ、 しかし、この運搬は、動脈血中の二酸化炭素濃度に左右されています。 必要量の二酸化炭素が存在しないと、ヘモグロビンは結合した つまり、体内に一定量の二酸化炭素が存在しないと、効率よく酸素が 口呼吸は吸気によってたくさんの空気を取り込み、酸素を取り込むことが
また、それだけではなく、口呼吸には出来ない、 鼻呼吸をすることで、鼻腔で【一酸化窒素】が生成され、呼吸によって 一酸化窒素は、平滑筋という組織に働きかけて血管をやわらかく 鼻呼吸でしっかり一酸化窒素を生成して吸い込むことで、高血圧の予防や とは言っても、今まで口呼吸が習慣化している方には
口呼吸に慣れていた方ならなおさら、鼻で呼吸することを
次回は、徐々に口呼吸から鼻呼吸にシフトしていくための |
そして更に、過去のバックナンバーを、 ご覧になりたいあなたは、コチラ |