[’18/2/22] パドクター
毎月、街の情報誌 「ぱど」 に健康情報
「ワクワク楽しい予防歯科ってなあに?」を
連載しています。
2017年の10月から当院の副院長 入江先生と、小児歯科担当医の森山先生が
交代で、連載していくことになりました。
皆さん、よろしくお願いいたします。
今回は、森山先生です。
タイトルは、「歯の予防」 です。
ワクワク楽しい予防歯科ってなあに vol.151
こんにちは。ヨリタ歯科クリニックの森山です。 前回は、むし歯や歯周病などを予防するために、まずは歯科医院できちんと検診を むし歯や歯周病は、その原因や予防法が、はっきりと分かっている疾患です。 しかし、現在も、むし歯や歯周病に罹患している人は、非常に多くいらっしゃいます。 2015年の同じ調査では、20%以下で、年々減少しています。 以前は、間違った歯の知識や、むし歯になりやすい生活習慣・食習慣が一般的に そして何より、歯に無関心な人が多かったのだと思います。 このことが、むし歯の多さにつながっていたのでしょう。 ところが、正しい歯の知識が一般に浸透したことで、むし歯は確実に減っていきました。 歯の大切さを実感した人々が、歯は予防して守るものだと気づき、意識が変わり ただ、現在も、むし歯の患者数は、全体としてまだ多いのが実情です。 そこで、むし歯の原因を、しっかり理解して頂きたいと思います。
むし歯の原因には、「細菌(ミュータンス菌)」「糖分」「歯の質」の三つの要素があります。 この三つの要素が重なったとき、時間の経過とともに、むし歯が発生します。 ミュータンス菌は、食べ物や飲み物に含まれる糖分を栄養にして増殖し、その際、歯の周囲に このネバネバ物質により、菌は歯に強力に付着して、そこでたくさんの細菌の集合体が また、ミュータンス菌は、同時に酸も作り出します。 少しずつでも、このように歯が溶ける状態が続くと、ついには穴が空いてしまい、 ミュータンス菌は、ほとんどの人の口の中にいる細菌ですが、口の中で すなわち、正しい歯磨きで、ミュータンス菌のエサとなる糖分をきちんと落とすことが
ほかにも、むし歯を予防する大きなポイントが、いくつかあります。 次回はそれらをまとめた、むし歯の予防法についてお話したいと思います。 |
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