ネアンデルタール人の歯科治療
(微妙に前回の続きです)
前回の続きで、デンタルフロスの大切さについて書こうと思っていましたが、ちょうど面白い記事を見つけましたので、紹介させて頂きます。
それは「ネアンデルタール人が、歯科治療をしていた」という記事です。
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ネアンデルタール人とは、今から約20万年前に出現し2万年前に絶滅したと言われているヒト族の一種で、厳密には我々人間の直接の祖先とは違うそうなのですが、私たちの祖先(ホモサピエンス)ともとっも近かった人類の仲間(近縁種)だったようです。(なんとDNAは99.5%同じ!)
そのネアンデタール人の化石から、歯科知慮の痕跡が見つかったというニュースです。といっても、当然我々のように虫歯を削ったり、詰めたりしていたわけではありません。
記事によりますと、
ネアンデルタール人の化石を調べてみると、現代の我々と同じように、歯周病があごの骨まで達していた跡があり、その歯と歯の間の根元には楊枝で削られたあとがあったそうです。
どういうことかと言いますと、腫れた歯茎を治す為(=歯周病の痛みを取る為)に、歯と歯の間を清掃していたということ。
そう、現代のデンタルフロスや歯冠ブラシと、全く同じ目的で使っていたとういうことです。
歯周病で歯茎がはれたご経験のある方ならわかるかもしれませんが、かなりの痛みと不快症状があります。今でしたら歯医者さんに行ったり、薬を飲んだりしてできますが、当然そんなことができない世界で、ネアンデルタール人達は自らの知恵で歯周病と闘っていたのです。
皆様は歯冠ブラシ、デンタルフロスを使われていますか?もし使っていなければ、ひょっとしたらデンタルIQで、ネアンデルタール人に負けているかもしれません(笑)
という事で是非歯デンタルフロスを使ってください。
山口真史 (注:デンタルIQ=虫歯など歯の病気や予防に対する、認知度理解度を表す言葉です) ?