日中のうとうと
こんにちは、歯科医師の森山善行です。
最近ぽかぽかしてきてお昼に眠気が・・・なんて方も
多いのではないでしょうか。
そこで今日は、睡眠時無呼吸症候群のお話。
睡眠時無呼吸症候群とは、睡眠時に気道が狭くなって
無呼吸となり、夜間十分に睡眠がとれず、
日中眠気が起き、仕事の作業効率が低下したり、
交通事故を引き起こしたりする社会問題になっている疾患です。
また、高血圧や心疾患、脳血管障害、糖尿病などの
全身疾患との関連性が指摘されており、放置していると危険です。
では、自分が睡眠時無呼吸症候群なのか調べるには・・・
?専門の病院で検査を受け、睡眠中の脳波や、呼吸状態を記録し、
睡眠状態を知ることができます。
いびきがひどい方や、十分睡眠時間をとっているはずなのに
日中眠い・・・という方は可能性があるので、検査をお勧めします。
検査を受けて、軽度~中等度の睡眠時無呼吸症候群と診断された場合
・・・ここでなんと歯医者さんの登場。
歯科で作る口腔内装置(マウスピースのような物)が適応となります。
?ただこれは、歯ぎしり用のナイトガードと呼ばれるマウスピースとは違い、
睡眠中に下顎を前方に維持して空気の通り道を確保してあげる装置です。
医科から作製依頼があった場合のみ保険適応となるため、
気になる方はまずお医者さんに行って相談してみましょう。