虫歯治療について その3
皆さんこんにちは、歯科医師の高山です。
6月になり、あと約1週間もすれば暦上の入梅(梅雨入り)となるそうです。
季節の変わり目は体調を崩しやすくなりますので、体調に気をつけてお過ごしください。
前回まで、虫歯の中でも初期にあたる虫歯についてご説明しました。
今回は、『C2』と呼ばれる虫歯についてお伝えします。
歯には表層にエナメル質、そのエナメル質の内部に象牙質と言われる部分があります。
象牙質のさらに内部には歯髄と呼ばれる、いわゆる歯の神経があります。
CO、C1はエナメル質に限局する虫歯のことを示しますが、エナメル質の
さらに奥にある象牙質にまで進行した虫歯のことを、C2と言います。
象牙質まで進行しますと、冷たいものや温かいもの、甘いものなど
しみるようになります。
治療としては虫歯になっている部分を削り取り、コンポジットレジンと
いわれる詰め物で対処したり、大きさによっては型取りをして金属の詰め物
(他にも種類はあります)などをつける必要があります。
C2の虫歯は放置すると、神経まで到達してしまう可能性があります。
虫歯があるか心配な方は、ぜひ当院までお気軽にお越しください。