歯周病と梅雨
みなさまこんにちは、歯科医師の赤松です。
最近は天気の悪い日が続いていますが、皆様いかがおすごしでしょうか。
さて、大阪も無事梅雨入りを果たしたということで、
本日は『梅雨と歯の痛みの関係』について書いていきたいと思います。
”飛行機に乗ると歯が痛くなる”という話を聞いたことがある方も
いらっしゃるかと思います。
しかし、私も驚いたのですがあながち迷信でもないようで、
気圧の変化と歯の痛みには関係があるようです。
慢性歯周炎の急性期の発生と、気象状態との関連を調べた
大学の教授がいらっしゃいます。
慢性的な歯周炎の患者様で急性期症状を発症した方のうち、歯科関連の要因が
原因とは考えにくいものに注目したところ、「気圧低下の毎時変化が大きい」、
「気温上昇の毎時変化が大きい」といった気象変化があった日の1~3日後に
急性期症状を発生しやすいことを突き止めました。
それがどういったメカニズムなのかはわかっていないようですが、
気圧や気温の変化がホルモン分泌や循環器系に影響し、慢性歯周炎の
急性期のお痛みにつながった可能性が考えられます。
これから天気が崩れる日が続きますが、体調に気を付けるだけでなく、
歯磨きもしっかりして、痛みが出にくい環境を一緒に作っていきましょう!