院長ブログ

[’11/8/1] 第3回 衛生士新人研修

今回も、新人研修レポートが、私の元に届きました。
第3回勉強会の内容は、以下の通り。

 

マネキントレーニング
1.左上4~7 頬側面(遠心偶角から近心中央まで)
・術者のポジション:フロント(立位or座位)
             立位の場合=自分のみぞおちに患者様の頭をあわせる
                      上顎セッティング
                      ヘットレストと背板の間に入り込む
                      右足に重心をかける
・患者のポジション:右をむいてもらう
・左手: 7 遠心偶角のみミラー使用(短めに持ちレストをおく)
      67 チョキの手をして、第3指=頬粘膜排除、
      第2指=スケーラーのサポート、第1指=上顎右側咬合面
      45 第2指=頬粘膜排除、第1指=サポート 
・右手第4指:顎外固定(下顎小臼歯あたり)
・スケーラー:G#11(大臼歯)
        GA#11(小臼歯)
 遠心偶角 モーション:インサイドロッキング、インサイドツイスト、ドロッピング
        ストローク:縦、斜め
 頬側中央~近親中央
        モーション:ドロッピング、インサイドロッキング、インサイドツイスト
        ストローク:縦、斜め

*指導していただいたこと、自分の課題
 ・右手の肘を張り、ドロッピングの動きを正確に行う
 ・遠心~近心にむかって、手の甲が右向き~上向きになるようにする
 ・ 6 はドロッピングから始める
 ・左手の第4,5指が患者様の顔にかぶらないようにする
 ・左手第2指のサポートを忘れないようにする
 ・小臼歯部は隣在歯にレストをおいても良い
 ・右手の小指が離れないようにする

2.上顎 3~3 唇側面(遠心偶角から近心中央まで)
 ・術者のポジション:フロント
 ・患者のポジション:上顎セッティングにすると行いにくいので、少し頭を上げる
 ・左手:第2指=唇排除、第1指=サポート
 ・右手第4指:隣在歯固定
          近心偶角のみ、左手の親指サポートの爪の上におく
 ・スケーラー: 123 GA#11
          : 321 GA#12
モーション:ドロッピング、インサイドツイストロッキング
   ストローク:縦

 ★ポイント
  少しずつレストの位置を変えること(1歯につき4~5回)
   →第一シャンクを歯軸と平行にするため

*指導していただいたこと、自分の課題
 ・ドロッピングの動きができておらず、手首に力が入っている
   →指先と腕に力をいれるようにする
 ・肘を張ること
 ・第一シャンクと歯軸が平行になっていない
   →ハンドルの向き、固定の位置を常に意識すること
 ・隣接面にエッジがきちんと当たるようにすること(コルの下は歯石がつきやすい)

3.左下4~7(遠心偶角から近心中央まで)
 ・術者のポジション:バック
 ・患者のポジション:右を向いてもらう
7 遠心 ・左手: 7 遠心 第2指= 6 におく、第3指=頬粘膜排除
          ・右手第4指: 左手2指第一関節の上に固定をおく
  中央、近心 ・左手:第2,3指=頬粘膜排除、第1指=サポート
          ・右手第4指:顎外固定(上顎前歯あたり)

 ★もう一つの方法
 ・左手:第2指でスケーラーをサポートし、側方圧をかける
     第3指で頬粘膜排除
 ・右手第4指:右上小臼歯あたりに固定をおく

 ・スケーラー:G#12(大臼歯)
        GA#12(小臼歯)
   モーション:ドロッピング
   ストローク:縦

*指導していただいたこと、自分の課題
 ・レストの位置を部位によって変えること(右上臼歯→上顎前歯)
 ・スケーラーを長く持ちすぎると力が入らない
 ・トゥ先があたっていないと、エッジがかからないので注意する
 ・術者のポジションは11時くらいが良い

4.右上 7~4  頬側面(遠心偶角から近心中央まで)
 ・術者のポジション:フロント
 ・患者のポジション:左を向いてもらう、上顎セッティング
  76 ・左手:第3指=頬粘膜排除、第2指=サポート
     ・右手第4指:右下咬合面に固定
  54 ・左手:第2指=サポート
     ・右手第4指:顎外固定(あごのあたりにおき、スケーラーを長く持つ)
 ・スケーラー:G#11(大臼歯)
         GA#12(小臼歯)
   モーション:ドロッピング
   ストローク:縦

*指導していただいたこと、自分への課題
 ・76 近心にくると、第一シャンクが歯面から離れてしまう
   →刃部全体を歯にそわせること
 ・左手のサポートが離れないようにすること
 ・指で引く癖を直し、正しいドロッピングの動きができるようにすること


さらに、今日の気付き

 

今日は初めてフロントポジションで行う場所があったのですが、
正しいポジションや姿勢を保つことが難しく、
短時間でも腰が痛くなってしまいました。

上間先生の本や、先輩方が「自分の体を守る姿勢が大切、
体に負担をかけないようにすること」と言っていたことが
本当に大切だと実感しました。

ポジションを覚える今の時期に、体に負担がかからない良い姿勢を、
体全体で覚えたいと思います。また、ドロッピングの動きがぎこちなく、
手に力が入りすぎているので、モーショントレーニングをしっかり行い、
肘からひけるように練習します。

今日はたくさんの部位を教えていただいて、
自分の苦手な場所とやりやすい場所がありました。
苦手なところをこのまま苦手で終わらないように、しっかり練習します。

スケーリングのときに、首を曲げすぎているので、
痛める元になるので注意したいです。
そして、モディファイドが崩れすぎたり、指先に力が
入りすぎてるときが多いので、力を抜き、
腕の力でドロッピングをしていきたいと思いました。

部位によってポジションも違うので、頭だけで覚えるのではなく、
体でおぼえ自然とポジショニングを
できるようになりたいと思いました。

まだまだ、これからいろんな部位が増えてくるので、
混ざらないよう、今のことをしっかりできるようにしていきたいです。

今回は、前回と違い、たくさんの部位を学び、
その部位によって、ポイントや指導して頂いた点が違うので、
毎日復習を行い、忘れてしまわないように
していきたいと思います。

あと、まだ自分のやりやすいポジション、
位置が見つけられていないので、
これからやっていく中で体に負担がかからない、
自分のポジションを見つけていきたいです。

まだまだ固定指から小指が離れてしまうことがあるので、
固定を置いたら、すぐに小指に意識を向けていきたいと思います。

真上から見て、第一シャンク歯軸と平行だなと確認しても、
スケーラー動かしにくいなと感じ、
真横から見ると、歯軸と平行になっていないことが多々あります。

なので、マネキン練習中はスケーラーを歯に沿わせたら、
一度真横から見てみることをしていきたいと思います。

前回、ツイストの動きについて指導して頂いたのですが、
今回は、ドロッピングする時に、私は肘から引くのではなく、
手首で引いてしまったので、肘から引くことを意識してみると、
動きが不自然になってしまいました。
まだ体で動きを覚えられていないということもあるので、
もっと、モーショントレーニングをして改善していきたいと思います。


これからも、研修は続きます。

 

?<出来ないところに気付くことが大切 寄田幸司>

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