院長ブログ

[’23/5/18] 新人研修㉘ -ドリーム通信読み合わせ[14] -

引き続き、午前中にドリーム通信読み合わせの
新人座学研修
を行っています。

ドリーム通信読み合わせ研修も、今週金曜日で終了。
あと残り僅かですが、新人スタッフは毎日素晴らしいレポート
書いて下さっています。

今回のドリーム通信読み合わせ研修は、
Vol.34  人が輝く組織作り
Vol.40    夢と希望あふれる強固なチームワーク作り①

です。

 

内容は、下記の通り。

 

■Vol.34  人が輝く組織作り

歯科医院で働く、スタッフ向けセミナーでのパネルディスカッションで、
初めから予防ベースの歯科医院を作ったのではない、ということをお話させて頂きました。

様々なつらい、しかし有難い出来事を通じ、自分が気付き変わったことで
自分の進むべき道を決めたのです。

決めた以上は、それを地道にコツコツやり続け、その結果今があること。
また、今が最終目標ではなく、これからも進化し続けること。
まだまだ、出来ていない自分、成長できる自分がいること。

「患者様やメンバーから、信頼を得るため大切なことは?」という、質問がありました。
私なりの答えは、その人に興味を持つ、関心を持つこと。

そのため、患者様へはカウンセリングをします。
「あなたの願いを叶えます」という、夢メッセージを届けます。
メンバーには診療中であっても、こまめに声をかけます。
「いつも気にかけています」という、愛メッセージを送ります。

願いを叶え、無償の愛を注ぐことで、信頼関係が生まれます。
相手を、思い続けることが大切です。

人が輝く組織を作りたい 
人が育つ組織を作りたい 
人が離れない組織を作りたい

そんな思いが、強くなりました。

しかし、その思いとは裏腹に、この歯科業界は元気がありません。
大学や専門学校は定員割れを起こし、衛生士、技工士の離職率は8割を越えるとか。

それほど学校を入ってくる人にも夢が無く、出てからの現実はさらに厳しい。
私たちにとっても、いい人材を確保し人が輝く組織を作ることが、
どれ程困難で険しいものか。

しかし、全ての医院がそういう訳ではありません。

人がどんどん集まり、成長し、笑顔があふれる医院、
一度勤務すると離れない医院、例え結婚や出産などがあっても、
また復帰してくれる人が多数いる医院。

そんな医院は、確かにあります。
一体、何が違うのでしょう。

有難いことに、私たちの医院には多くのドクター、衛生士が勤務しています。
その人達が輝きを放ち、長く勤務出来る医院作りをしていきたいと思っています。

そのため大切なこと、それは「自分は、必要とされている」
「自分のやりたいことが、ここなら出来る」
「何かあったら、皆が助けてくれる」

そんな思いを、入職後スグ持てること。

そう、やりがい、働きがいを与えることが出来ること。
簡単そうですが、実は困難なこと。
何故ならやりがい、働きがいは人それぞれ、千差万別。

こうすればよいという法則など、存在しない。
だから、一人一人にいつも関心を持つことが大切。
一人一人に、声をかけることが大切。
一人一人に、働きやすい環境を作ることが大切。

一人一人へ思いを伝えることで、人が輝く組織が出来ました。

■Vol.40  夢と希望あふれる強固なチームワーク作り

大学卒業後、勤務医の4年間は、自費中心の医院で、
主に技術の修得に時間を割いてきました。

そのため開業するにあたり、技術さえあれば患者様もスタッフもついてくるという、
前近代的な考えでした。

とりあえず主訴のみを治療し、「何かあったらまた来て下さいね」という、
人を見るのではなく、ただ歯を診ている診療。

スタッフとある程度の信頼関係は出来ていましたが、それ以上ではありませんでした。

心から深く理解し合い、同じ夢と希望を共有する、
仕事を通じ、お互い自己成長をすることなどあり得ませんでした。

患者様に愛される歯科医院を作る、その思いだけでヨリタ歯科クリニック開設。

悲しいかな、そこには私に一番近い存在、最も大切にしなければならない存在、
すなわち家族やメンバーのことを忘れていました。

そのために多くの辛い、しかしありがたい経験をさせて頂きました。

具体的には、開業4ヶ月目のある日、メンバー全員がその日で退職しました。
その日から、ある意味私は人間不信になりました。

「ここまでやったのに」
「仕事を途中で投げ出すなんて、なんて無責任で弱い人たちなんだ」
変わることのない、他人や環境を責めていました。
常に自分を正当化していました。

開業10年が経過。最愛の母が旅立った時、私は診療室にいました。
その後一年間、自己嫌悪になりました。悩みに悩み続けました。

そこまでして、「患者様に愛される歯科医院を作ることが大切なのか」と。

そして、やっと気付くことが出来ました。
光が見えました。
目が覚めました。

今まで起こった全てのことは、意味があることを。
今まで起こった全てのことの原因が、自分にあったことを。
今から起きる全てのことは、自分で作り上げられることを。

これら全てをメンバーから教えて頂きました。
そしてこのメンバーと共に、夢を実現していきたいと思うようになりました。
本気、本心、本音で将来の夢を語るようになりました。

そして、私は決断しました。
患者様に愛される医院ではなく、メンバーや取引き先に愛される医院を作ることを。
ビクビク怖い、出来れば行きたくない歯科医院ではなく、
夢と希望あふれる、ワクワク楽しい医師医院を作ることを。

予防をベースにしたワクワク楽しい歯科医院を実践するには、チームメンバーの協力が不可欠。

私一人では決して、実現することは不可能。

私はその日から、家族のようにメンバー一人一人に接するようにしました。
馴れ合いではなく、他人行儀でもなく、真剣に裏表なく話をします。

共に笑い、喜び、悲しみ、お互い理解し、認め、励ましあい、
そして、仕事を通じ、知り会えたことを共に感謝します。

そこには、飾りやお世辞は必要ありません。
医院を良くするため、患者様に満足と信頼を与えるため、お互い本音で付き合います。

その結果、メンバー自身も私や患者様と家族のように接するようになりました。

信頼関係が生まれることで、夢は、願い続ければ叶う。
夢は、楽しみながら叶う。夢は、仲間と共に叶う。

そう信じることが、出来るようになりました。

強固なチームワークが、思いを形にする。

 

ここで、ドリーム通信読み合わせ研修で、新人スタッフメンバーが発表した
思ったこと、感じたこと(感想文)
を、ご紹介します。

ご興味ある方は、是非お読みくださいね。

 

■Vol.34  人が輝く組織作り

・衛生士、技工士の離職率が8割と聞き、驚きましたが、その中でもヨリタには
多くの衛生士の方が働かれ、働きやすい環境を院長が作って下さっているからだと
感じました。
医院にはドクターや衛生士だけでなく、デンタルコーディネーター(受付兼助手)や
スマイルサポーター(滅菌・消毒)の方など、色んな役職の方が多く、働いており
その一人一人に関わるのは簡単なことではないと思います。
しかし、院長は誕生日のスタッフ全員に手書きの手紙をプレゼントしていたり
私たちが毎週出す目標シートに、1つ1つコメントを下さったり、忙しい中でも
私たちと関係を築こうと行動して下さっています。
そういった行動が、他のスタッフにも伝わり、働きやすい環境が出来ていったのだと
思います。そんな素敵な環境で働けていることに感謝し、私も自分から関わって
いけるよう努力したいと思います。

・働いていくうえで、チームメンバーや対象相手との信頼関係というのは、
とても大切になると思います。
信頼関係はきちんと連携を取れたり、コミュニケーションをお互いに取って
生まれるものばかりだと思っていましたが、「願いを叶え、無償の愛を注ぐことで
生まれる」という院長の文を見て、そういうやり方もあるんだと気付かされました。
人が輝く、育つ、離れない組織というのは、なかなか難しいと思いますが
ヨリタ歯科クリニックは、院長の熱い思いもあり、それぞれが輝きを持ちながら
働くことのできる環境であると思います。
私もできる事を増やしていき、やりがいや働きがいをもって、努めていきたいと思います。

・診療中の合間にも、「どうですか?」「慣れましたか?」など、お声掛けを頂きます。
「この間、これをしていましたがどうですか?」など、見ていて下さって、こまめに
声掛けして頂いています。
歯医者は離職率が高く、人がなかなか定着されないと耳にします。
女性が多い職場なので、結婚・出産などで辞められる方も多いと思います。
いざ、復帰と言っても、お子様がいたり、早上がりだったりで、小さな医院だと人がいなく
厳しい事もあると思いますが、ヨリタ歯科にはスタッフの人数もいて、何かあれば
保育士スタッフが、お子様を見てくれる環境が整っているので、復帰しやすい環境が
あると感じます。
目標を立てたり、研修を受けたりと、働く事に対してやりがいも見つけやすく、1人ではなく
チーム(組織)として、輝ける一員になれるよう、努めたいと思います。

・歯科業界の離職率は8割を越えるというのも、初めて知りました。
元々保育士をしていて、保育士の離職率も高いので、資格を持っているからといって
長く働けるわけではないというのは、どこの業界も同じなのかもしれないと感じました。
人が長く勤められる職場は、福利厚生がしっかりされているのはもちろんですが、やはり
働きがいとやりがいを感じられる環境でなければ、難しい。
チームメンバーの協力があって、可能になる。わからない事を教えてくれる先輩や
話を聞いてくれる同期や先輩。一人で働いていても、やりがいや働きがいを感じられる人は
いると思うが、少数だと思います。
助け合い、支え合いがあるから、もう少し頑張ろうと思える。
人が輝く組織の一員となれるように、心掛けていきたいと感じました。

Vol.40  夢と希望あふれる強固なチームワーク作り

・強固なチームワークが簡単に出来たことではなく、辛いことや失敗を乗り越えて出来たと
知りました。過去の自分の間違いに気づき、どんな辛い事があっても、夢を実現するため
諦めずに進んできた院長は、本当にすごい人だと思いました。
間違いがあっても、何が良くなかったのかに気付き、前を向いて進み続ける姿は、私も
見習う必要があると思いました。
挑戦には成功と失敗が関わってくるので、勇気がとてもいる行動であるが、挑戦しないと
成し遂げることが出来ないことがあると学んだので、失敗を恐れずに挑戦しようと思いました。
私も勇気を出して、色んなことに挑戦していこうと思いました。

・私は、現在の夢と希望あふれるワクワク楽しい歯科医院である、ヨリタ歯科クリニックしか
知りません。ですが、この理想的な歯科医院を実現するまで、院長は様々な出来事、困難なことを
乗り越えてこられたのだと、改めて感じました。
ただ、うまくいないことがあり、悩み、落ち込むのではなく、改善しようという思いを持って
前進し続け、その思いを形にしている院長は、本当にすごいと思います。
これからもヨリタ歯科クリニックが愛される医院であるよう、メンバーの一員として
頑張っていきたいと思いました。

・私達新人にとっては、新人にまで気にかけて、声を掛けて下さったりと、ここに書いてある
院長の姿が想像もできませんでした。
自分の短所や、他人に対してしてしまったことなどは、なかなか自分では気付けないと
思います。また、わかっていても変えていくことは、簡単なことではありません。
ですが、院長の思いを形にしたいという、強い気持ちがあって今のヨリタがあるのだなと
改めて感じました。
これからまだまだ色々な壁にぶち当たることもあると思いますが、そんなときこそ同期や先輩に
助けてもらって、また、自分も助けられるような人になれるよう頑張ろうと思います。

・ドリーム通信に載っている出来事以外にも、様々なことがあったと思います。
過去、現在、未来の事を、全て自分によって起こったこと、起きることと考え、立ち上がる
精神力は本当に凄いと思いました。
主訴が改善すれば一旦終了という治療の流れは昔らしく、今の予防ベースのヨリタ歯科からは
到底想像出来ません。しかし昔があったお蔭で今があるのだなと、当たり前のことですが
そう感じます。
日々思うことは、院長は本当に温かく、優しい人であるなということです。
院長がそういう人だから、周りのスタッフもそういう人格者が集まるのだなと思います。
私もこれからヨリタ歯科らしいメンバーの一員であることを心掛け、言動を気を付けたいです。

<新人研修は、まだまだ続く   寄田 幸司>

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