院長ブログ

[’07/9/25] 医院研修でのメッセージ

ゆめはんな歯科クリニック登美ヶ丘のメンバーと共に、
一泊二日の医院研修旅行に行きます。

前回の高の原チームに続き、第2弾です。
場所は、京都八瀬にあるリゾートホテル「八瀬離宮」です。

私を含め、8名のメンバーが参加しました。

この研修旅行に先立ち、院長の武藤先生からメンバーに
「強固なチームワーク作りへ」というメッセージが配られました。

この内容を紹介しますと

強固なチームワーク作りへ

ゆめはんな歯科クリニックで、今後、私が全力を掛けてやらないといけないことは、
スタッフが働きやすい環境を作る、やりがいを持って働ける環境を作ることです。

患者様ではなく、スタッフ?と思うかも知れません。でも、スタッフなのです。

スタッフが心から楽しんで仕事をすることにより、院内には良い空気が流れます。
それは、目には見えませんが、必ず患者様にも伝わります。

そんな気持ちのよいクリニックで診療を受けた患者様は、私たちの医院のファンになります。
そして、その患者様がゆめはんな歯科に通い続けてくれるようになるだけでなく、
家族や友人にもそれを伝えるでしょう。さらに、来て頂いた方がファンになると・・・

患者様が増えると、医院として、やりたいこともやりやすくなります。
例えば、メンバーで旅行に行ったり、ということも可能になるでしょう。
そして、より強固なチームワークができ、スタッフは、さらに働きやすくなり、また患者様が増える。

良い循環が起こります。

だから、スタッフなのです。

では、どのような環境だと、やりがいがあって、働きやすいのでしょうか?
私が考える、5つのポイントを以下に述べます。

1.人の良いところを見付ける

“仲良く”という表現をこれまで使ってきました。
しかし、“仲良く”という表現は誤解を生みやすい、ということに気付きました。

仲良しグループでわいわいがやがや働くという意味ではなく、
お互いに思いやりを持って働いて欲しい、という意味で私はこの言葉を使ってきました。
その中には、ダメなところはダメという、厳しさも必要です。

しかし、人の悪いところばかり見て、あれはダメ、これもダメというのではなく、
良いところを1つでも多く見つけるという姿勢でいて欲しいのです。
良いところを見付けようとしていると、もっとその人のことが好きになります。

そして、相手の良いところを見つけたら、素直にその人に伝えて下さい。
その上で、ダメなところはお互いに指摘し合える関係を作りましょう。
悪いところばかり言ってくる人よりも、いつも良いところを誉めてくれる人から、
ダメなところを指摘された方が直そうと思いませんか?

2.仕事を好きになる

ただ作業として仕事をしていても、面白くありません。
言われたものを、言われた時に用意するだけでは、つまらないし、応用も利きません。
今、何故これをするのか、これにはどういう意味があるのかを考えて下さい。

そして、次に何をすべきかを考えて下さい。
そうすれば、ドクターが驚くような先回りができるかもしれません。
そうなると、仕事がもっと面白くなってきます。

また、他の人がやらないから、自分の仕事が増える、と思うのはやめましょう。
他の人が気付かず、ほったらかしになっている仕事にまで気付く、あなたが凄いのです。
一杯、仕事をするのが損なのではなく、できる人が、気付いた人がやればいいのです。

進んで仕事をするあなたを見て、周りの人も、自分もやらねば、と思います。
そして、自分自身も、周りの人も成長していけるのです。

3.積極的に関わる

例えば、福田さんが患者さんとの会話の中で、
料理の本を置いて欲しいというリクエストがあった、という意見を発表しました。

そして、自分で本屋へ行って本を選んできて、実際に待合室に置くようになりました。
福田さんは、その時、きっと楽しかったと思います。

このように、医院をより良くするにはこうしたらいいのでは?
という意見は積極的に、皆に発表してください。

そして、他の人の意見を否定しないでください。
意見を言いやすい環境を作るのです。メンバーから出た意見を皆で話し合い、
患者様のためになることは、どんどん取り入れていきましょう。

自分の意見で医院がより良く変わっていく。きっと、楽しいですよ。

4.自分の限界を決めない

何かをする時、自分には無理なのでは?と、自分の限界を決めないで下さい。
最初から完璧にはできないかもしれません。
しかし、それをやり続けることによって、できるようになります。

仕事が人間を成長させるのです。
無理なのでは?と思って何事にも挑戦しなければ、それ以上の成長は望めません。

完璧にできなくても、その仕事に対して真剣に取り組んでいれば、
足りない部分はきっと、チームメンバーがフォローしてくれます。

失敗しても、何が悪かったかを考え、二度と同じ過ちを犯さなければ、
それは単なる失敗ではなく、学びになります。

自分自身が思っているより、あなたはもっとできる人です。

5.責任感を持つ

真剣に取り組んでいれば、足りないところは、
他のチームメンバーが補ってくれる、と先程、書きました。

ここで大事なことは、「真剣に取り組んでいれば」という部分です。

適当にやっている人が失敗しても、誰も助けてくれません。
自分の仕事に対して、責任感を持ち、真剣に取り組む。
その上で失敗したのならば、誰もあなたを責めません。

責任を持ってやった仕事で、良い結果を得ることができれば、きっと、楽しいですよ。

以上、楽しく、やりがいを持って働くために、心掛けて欲しい5つのポイントについて述べました。

しかし、これは、誰か一人が、あるいは、
スタッフのうちの何人かができていればいい、というものではありません。

スタッフ全員が、このような気持ちで働くことにより、働きやすい環境になるのです。

今のゆめはんな歯科クリニックのメンバーには、それが出来ます。

誰にも負けない、強固なチームワークを作り、最高の歯科医院を私達の手で作りましょう。

私はその内容に、正直驚きました
ここまでチームメンバーのことを考えていたのかと。
武藤先生はどちらかと言えば無口。

人なつっこい笑顔と、優しさで周囲の人とは波風たてず
その場を丸く治めるタイプだと思っていました。

しかし、院長になり経営者となることで、それにふさわしい風格
発言、行動をするようになりました。

本当に、素晴らしいことだと思います。

武藤先生の人間的成長と共に、ゆめはんな歯科クリニック登美ヶ丘も成長していく姿が、
よく分かります。それは私が、一番離れた立場
冷静に見つめているからなのかもしれません。

これから一年間のメンバーや医院の成長を心から楽しみにしています。

<パートナーに恵まれている 寄田幸司>

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