ワクワク楽しい経営日記

Vol.177 2013 ワクワク楽しい経営日記パート22  ~健康プロモーター 井上さん インタビュー その①~

3番目のインタビューは、
ヨリタ歯科クリニックのカリスマカウンセラー井上朋子さん

彼女の入職時、
カウンセリングシステムがちょうど私たちの医院で、立ち上がりました。

そんな手探りの中、
彼女のお陰で、カウンセリングシステムがスムーズに、になりました。
だから、彼女との出会いも、何か神様の思し召しであると、
今も確信しています。

あれから8年。
結婚、出産を通じ、今も勤務し続けていただいていることに、
ただただ感謝です。

ということで、どんな話が飛び出すか、私も楽しみです。

Q・ヨリタ歯科さんに入職されるまでに、
他の歯科医院での経験はありますか?
そこでは、どのようなお仕事をなされていたのですか?

A・2軒あります。
初めて勤めたところは、
住宅地にある富裕層をターゲットにした、自費メインの医院でした。

チェアーが5台、ドクター2人、衛生士2人、それ以外は、受付と助手です。

アシスタントをしていたのですが、その時は全く知識がなく、
右も左も分からない状態。
一から教えていただいたのが、その医院でした。

次の医院は対照的、駅前にあるテナントで、チェアーが2台、
ドクターが1人、衛生士が1人、受付1人、助手1人の
シンプルな構成の医院でした。
私は最初、助手でした。

勤めている年数が長くなるにつれ、
全体的なことを把握するため、受付業務をするようになりました。

患者様とお話しすることが多く、人とのコミュニケーションが、
大事だと感じました。

Q・なぜ、ヨリタ歯科さんで働きたいと思われたのですか?

A・一緒に働いていたアルバイトの方が、このヨリタ歯科で働き始めました。
そしてその人に、『
ホームページが、出来たから、見てね』と、
言われたのです。

歯科医院でホームページがあるのは、当時すごく目新しい感じでした。

更新頻度が高く、内容も充実している。

毎日毎日仕事が終わったら、このホームページを開く、自分がいました。

一番惹かれたことは、写真が多く、その中でも
働いているスタッフの顔がキラキラ輝いて
とても楽しそうだったのです。

Q・今は健康プロモーターとして、患者様にカウンセリングをされていますが、
最初から、その仕事をされていたのですか?
A・そうです。
こちらに来させていただく時、ヨリタ先生に
是非、あなたにやってもらいたいことがある。』と、
おっしゃっていただきました。

ヨリタ歯科で、カウンセリングシステムが出来上がり、
その直後、運よく私が入らせていただいたのです。

カウンセラーという言葉は、耳にはしたのですが
『カウンセリングなんて、絶対に出来ない』と、最初思いました。

でも何とか応援を受け、やっていきました。

Q・カウンセリングで一番大事なことは、何だと思いますか?

A・その方に、興味を持つことだと、思います。
さらに、興味だけじゃなく、
その人自身を、知ることです。

でも、話をしながら治療をするというのは、難しいです。
チェアサイドで患者様の思いを引き出すのは、どこの医院でも課題です。

チェアサイドでなく、カウンセリングルームで、
初診カウンセリングを行うことでその人自身を、より知ることが出来ます。

そして、『どういう背景があって、ここに来たのか』と、
その人に興味を持ち、さらにその人の味方になりたいという、
気持になることです。

Q・カウンセリングの時、気をつけていることはどんなことでしょうか?

A・カウンセリングでは、
あなたの心の声を、聞かせて下さい
という気持ちで、取り組むことが大切です。

ただ、ただ受け止めるということが、大事だと思います。
まず、患者さんの話を聞く、心の声を聞く、傾聴するということですね。

最初から皆が皆、打ち解けるわけではありません。

『今は、距離があり、お話を聞き出さないほうがいいのかな』
と感じた時は、こちらから説明だけをさせていただきます。

少し心が打ち解けたのを待って、後でカウンセリングすることもあります。

その人ごとに、全然違います。

患者さんを、説得しなければいけないとか、理解をさせなければいけない、
と思いがち。

そうではなく、
「患者さんが話したいことを、話してもらう
それが、一番大事だということです。

ここの病院は、話を聞いてくれるんだ』という風に、
歯科医院でも
ホッとしてもらえる場所(カウンセリングルーム)が
あるのが、一番だと思います。

Q・カウンセリングの種類は、複数ありますか?
あるとすれば、どんなものがありますか?

A・不安をやわらげる、初診カウンセリング
患者様のご希望をお伺いする、
補綴カウンセリング

予防の大切さを伝える、リコールオリエンテーションもします。

Q・それぞれの目的、内容、効果は?

A・初診カウンセリングは、主訴も聞きますが、
どういう思いを持って来られたのか、
どういう風にこちらを知ったのか、
こちらに来られた経緯などもお聞きします。

例えば、ホームページとか、口コミで来られたのかなど、聞いています。

補綴コンサルティングは、全顎的な症例の場合は
ドクターが行うことが多いです。

しかし簡単な補綴物の説明は、私たちがします。

初診カウンセリングでお聞きした、理想のお口の状態に近付けるため
その人に合った治療方法を、ご提案します。

リコールオリエンテーションに関しては、
まず『治療が終わって、どうでしたか?』と、お聞きします。

 『完治したので、もう虫歯になるのは、嫌だ』と言われれば、        
 『じゃあ、これから出来ることは何ですか。』という質問に、変えます。   

そして、初診カウンセリング時、カウンセリングスライドを用い、
初診時に行う検査を、ご案内させていただいています。

また、「なぜそれが必要なのか」を知っていただく必要もあります。

治療終了後でなく、治療の始まる前に、
メンテナンスの大切さをお話しすることが、重要です。

―――― 今回の学び ―――― 
ワクワク楽しい歯科医院は、来院者の思いを聞くカウンセラーがいつもいます。

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