Vol.126 2011ワクワク楽しい経営日記パート19 ~メンバーの定着 (仕事と家庭の両立)~
今回は、いつも悩んでいるお話し。
毎年、2年目衛生士勉強会Jokanスクールを、年12回コースで開催しています。
2010年の第1回目は1月27日受講者は、5名。
サポートメンバーとして、他8名が参加しました。
参加者は、皆真剣。
目の前にいる患者様を幸せにしたいと、衛生士さんは日々技術の向上に努めています。
また、診療ももちろんですが、さらに指導者を目指し、衛生士の育成に力を注ぐものもいます。
その思いは、様々。
そして女性の幸せである、結婚や子育て、
円満な家庭を築いた上で、さらに衛生士の仕事を続けてほしい。
欲ばりですが、仕事も家庭も両立した、
魅力ある女性になって頂きたいと願っています。
しかし、そのためには勤務時間の短縮、福利厚生の充実、育児手当など、
もっともっと彼女たちが働きやすい職場環境を、整えてあげたい。
一生懸命学び続けている彼女たちの横顔を眺めていると、
そんな思いが、ふつふつと沸き起こってきます。
彼女たちと、長くお付き合いしたい、彼女たちの幸せを、
応援したい、彼女達の願いを、叶えたい、彼女たちの期待に、応えたい。
したいことだらけの、日々を送っています。
何をかくそう、以前私たちの医院では、
スタッフの採用にはあまり力が入っていませんでした。
定着率も、あまり良くありませんでした。
過去には、安易に人を採用したお陰で、今いる人のモチベーションが下がり、
医院のチームワークが乱れてしまったこともありました。
合わない人が残り、やる気のある、
是非残ってほしいと願っていた人がやめてしまうこともありました。
人で苦労したお陰で、人を厳選することの大切さを学ぶことが出来ました。
そして、約10年前、医院を大きく変革し、
目指す理想の歯科医院像や、理想のメンバー像、
来て頂きたい患者様像を明確にイメージするようになり、
初めて、採用に力を入れるようになりました。
すなわち、一次・二次面接、3ヵ月の試用期間の設定、
その後の、正式雇用となる雇用体系を作りました。
このお陰で、医院は安定し、強固なチームワークが出来ました。
また、長期雇用のための、有給、退職制度の変更や、
就業時間のフレキシブル化など、その人に合雇用体系を、考えるようになりました。
その結果、少しずつ、長く勤務して頂ける人が増えました。
約10年前、医院が再出発した時のメンバー、
大北さん、角野さん、寺田さん、星加さん、田村さんは、
結婚や出産があったのにも関わらず、常勤、パート、育休と、
形は変われど、今なお私たちの医院に在籍して頂いています。
言い換えれば、彼女たちが離れず、
私のそばにいてくれたお陰で、今の私があると言えます。
本当に、有難いこと。
過去の、ダメ院長に戻りたくない。
こんな私でも離れず、一緒についてきてくれた、第2期創業メンバーを失望させたくない、
つらい時期を乗り越え頑張って、本当に良かったと言っていただきたい。
その思いを持って、この10年走り続けてきました。
毎日朝礼などで目を通す習慣を作ることで、
理念やクレドを医院に浸透させることが出来きました。
出来るか出来ないかではなく、やり続ける仕組を作ることの大切さ、知りました。
今後も学び続けられる環境、働き続けられる状況を、作っていきます。
今日の学び 人が定着することで、メンバー一人一人が輝きます。