Vol.95 2010ワクワク楽しい経営日記パート12 ~ネーミング~
ヨリタ歯科クリニックのネーミングは、ただ単に、開設者の私の名前をとったもの。
カタカナにした理由。それは、漢字は正しく読んでくれない。
ひらがなは、少し優しすぎる。
技術にこだわっていた私が、シャープでキレのあるイメージを表すため
あえてカタカナの、ヨリタにしたのです。
ヨリタ歯科クリニックをオープンした18年前、当時は何も考えず、
自分の名を付けることが、当たり前のように思っていました。
しかし、時が流れ、多くのことを学ぶにつれ、
医院名がいかに重要であるか、理解するようになりました。
それは、理念やコンセプトを明確にすることの重要性に気付いたから。
それらを分かりやすくお伝えするには、医院名までこだわる必要があります。
初めてお会いする人との、名刺交換。
または、初めての患者様からの、お電話などでの問い合わせがあった時など、
挨拶の後、まず最初に出る文字は、医院名。
その名に興味を持ってもらう、イメージしてもらう、親しみを感じてもらう、
憶えてもらう、そこから会話が弾み、仲良くなれる。
だからこそ、医院名にはこだわりたいと思います。
その名を口にするだけで、原点に帰れる。
その名を耳にするだけで、背筋が伸びる。
その名を目にするだけで、心高ぶる。
その名を文字にするだけで、元気になれる。
例えば、私たちの最初のパートナー医院に、ゆめはんな歯科クリニック登美ヶ丘があります。
新しい医院をオープンするにあたり、惑わず「ゆめはんな」と名付けました。
大阪のベイエリアから、けいはんなの学研都市を結ぶ
地下鉄中央線、近鉄東大阪線、近鉄けいはんな新線、その全てを結ぶ総称が、「ゆめはんな線。」
8000名を超える公募から、生まれました。
「ゆめはんな」は、文字通り、それぞれの地域に関わる多くの人の夢、
すなわち、未来への期待感が託されています。
また最寄駅は、オープンの年にできた新駅、学研奈良登美ヶ丘。
登美ヶ丘地区は関西でも有数の住宅地であり、文教地区。
そのため、おのずと健康への意識が高い人がお住まいになっています。
この地なら私たちのコンセプトを理解してくれる人が、多数いるはず。
だからこそ、予防ベースの夢と希望あふれる歯科医院をこの地で開設したかったのです。
ネーミングが決まった瞬間、この医院は成功すると確信しました。
実際オープンした途端、たくさん人が訪れてくれました。
こんな医院を探していましたという、有難いお話を聞くことが出来ました。
これからも思いがいっぱいつまったネーミングを、付けたいもの。
そしてその名が、周囲に知れ渡り、ブランドになる。
そんな医院作り、これからもしていきます。
今回の学び ネーミングが決まれば、思いを形に出来ます。