Vol.92 2010ワクワク楽しい経営日記パート9 ~歯科医師~
今回はいよいよドクターに、スポットライトを照らしてみましょう。
勤務医の先生に、望むこと。
それは、ただ歯ばかり見るドクターになってほしくない。
レントゲンや検査結果だけで診断、治療するドクターになってほしくない。
まだ経験が浅く、自信がないので、不安そうな態度で患者様の前に立つドクターになってほしくない。
患者様の痛みを取り除くこと、しっかり咬めるようにすることは最も大切なこと。
そのため、技術を磨くことは当たり前。必要不可欠なこと。
しかしそればかり追求し、患者様の心の叫びや真の要求に耳を傾けない、
ドクターが多いように思います。
また患者様の方ばかりを向き、仕事をサポートしてくれるチームメンバーを
ないがしろにするドクターが、多いように思います。
まさしく、過去の私がそうであったように。
言葉では、チーム医療が大切。
患者様のために、誠心誠意尽くしましょう。
そういいながら最も大切なチームメンバーに、無理強いをしていました。
そう、本当は患者様のためではなく、自分自身のために診療をしていたのです。
本当に、お恥ずかしい限りです。
自分の至らなさに気付くまで、多くのつらい、しかし有難い経験をさせて頂きました。
多くの人に支えられ、励まされ今の私があること、実感しています。
だから勤務医のあなたには、患者様やメンバーの気持ちが分かる、
スーパードクター、尊敬される経営者になってほしいと願っています。
私が今一番力を注いでいるのが、若手勤務医の育成です。
今まで紹介した役職と比べ物にならないほど、ドクターを一人前にするには時間と努力がかかります。
何度も何度も、くじけそうになりました。
必ず変わる日が来る、認められるドクターになるハズ。
そう信じて、ドクター教育をしてきました。
そのため、多くの学ぶ機会を作りました。
今年もヨリタ塾、市来塾、岩渕塾、など様々な学ぶ機会があります。
また、ドクター日報も出来れば、毎日提出して頂きたいと思っています。
これらは院長になってからでは、決して学ぶことの出来ない貴重な体験なのです。
だから勤務医の時に、お伝えしなければいけないこと、
気付いて頂きたいこと、これからも熱く繰り返しお話していきたいと思っています。
いつかきっと、分かってくれるはず。
その願いを込めて、まだまだ出来ていない私ですが、共に、成長していきたいと願っています。
共に、夢を追い求めていきたいと思います。
出来る、出来ないではない。
やるか、やらないか。
人の可能性は、無限大。
今回の学び スーパードクターいれば、思いを形に出来ます。