Vol.50 ワクワク楽しい歯科医院実践経営術 パート6
前回に引き続き、ワクワク楽しい歯科医院実現のための実践例を紹介します。
第3章
ワクワク楽しい実践例2(小児編)
ワクワク楽しいカムカムクラブ
カムカムクラブは、むし歯のない子供たちが健康な歯を
守り育てるため、三ヶ月に一度自主的に来院する会です。
平成十四年六月、0~一五才児のむし歯予防を目的として設立しました。
カムカムクラブを通じての活動
① マザースクールの開催
月一回(第一木曜日)カムカムクラブ入会希望者の保護者様へ、母親教室を行っています。
ここでは簡単に出来る、むし歯予防のポイントをお話しています。
② 子育てサークルや、幼稚園での講演
地域の人へ、予防に対する知識の向上のため積極的に、啓蒙活動に努めています。
子供たちには「紙芝居」、保護者の方には、「虫歯予防」をテーマにした講演をします。
③ ニュースレターの送付
「カムカムニュース」を年三回発行し、会員の方に、郵送しています。
イベントの案内や、むし歯に対するマメ知識、メンバー紹介など、
イラストいっぱい、読むだけでワクワク楽しくなります。
これを心待ちにしてくれる子供たちも、増えました。
④ カムカムフェスタ
年二回、六月、十二月に開催します。カムカムクラブ、最大のイベントです。
ゲームやクイズ等、楽しみながら健康の大切さを学びます。
二○○四年の六月のテーマは、「家族」。
子供たちに家族の似顔絵を描いてもらい、院内に掲示しました。
百七名の子供たちと保護者の皆様に、参加して頂きました。
二○○四年十二月の、クリスマスフェスタのテーマは「スマイル」。
これは、私たちが最も大切にしているものです。
昨年大好評だったハンドベル隊の演奏あり、クイズあり、もちろんプレゼントも、
お渡ししました。
総数百八十二名の方に、参加して頂きました。
カムカムフェスタの成功は、メンバーの強固なチームワークの結果です。
⑤ あなたの胸にホットな情報が届く、ワクワク楽しいカムカムメールの発信
二週間に一度、カムカムクラブの会員を対象に、携帯メールを発信しています。
今まで述べたことは、実際行っている活動のほんの一部にすぎません。
ここであなたが、一番疑問に思うこと。
一日百人を越える患者様が来院されるにもかかわらず、なぜここまで出来るのか。
メンバーが、なぜいつもニコニコしているのか。
そしてこれらのイベントを通じて集まった多くの患者様が満足し、リピーターとなるのか。
その答えは簡単です。実はイベントの企画や、演出は私の得意分野ではありません。
私の専門(?)は、強固なチームワーク作りと、初診来院者を一瞬でファンにする方法です。
次回では、他にはない強固なチームワーク作りについてさらに詳しくお話しします
今回の学び 定期的なイベント開催が、リピーターを生む