メディア情報

[’17/10/27] パドクター

毎月、街の情報誌 「ぱど」 に健康情報
ワクワク楽しい予防歯科ってなあに?
連載しています。

 

   

 

 今月号から、当院の副院長 入江先生と、小児歯科担当医の森山先生
交代で、連載していくことになりました。

皆さん、よろしくお願いいたします。

今回は、入江先生です。

タイトルは、歯の構造を知ろう です。

 

ワクワク楽しい予防歯科ってなあに vol.147

「歯の構造を知ろう」その①

みなさん、初めまして。
今回からパドクターを担当していきます、
ヨリタ歯科クリニック副院長の入江です。

長年当院の院長が書き続けていた、このパドクターですが、
ここから少しバトンタッチ。

小児歯科担当医の森山先生と交代で、毎月書いていきます。

日本のリレーと同じようにスムーズなバトンタッチで、
みなさんにもっともっと予防歯科について詳しく、知ってもらおうと思います。

 

突然話は変わりますが、みなさんはこの言葉を知っていますか?

己を知り、相手を知れば百戦危うからず

誰の言葉か知らないまでも、聞いたことある方は多いかもしれません。
これは中国春秋時代の、孫子の有名な格言であります。

これがどうして、予防歯科と関係があるのでしょうか。

実は予防歯科の対象とされる、虫歯、歯周病は両方とも細菌によって引き起こされます。
虫歯や歯周病は、細菌と歯(人間)の戦の結果なのです。

残念ながら人間が細菌に負けてしまうと、結果として歯に穴が開いたりグラグラしたり…
虫歯や歯周病を予防するためには、細菌と戦うための戦略が必要になります。
さて、ここで孫子の言葉が大事になります。

みなさんの大切な歯を、虫歯や歯周病にならないように、細菌と戦うためには

①己を知り=自分の歯や、口の事について知る
②相手を知れば=虫歯や歯周病を起こす、細菌について知る

百戦危うからず 虫歯や歯周病を、予防できる
ということに、なります。

歯磨きを頑張っていれば、虫歯や歯周病にならないというわけではありません。
ちゃんとした知識や技術がないと、せっかく頑張っていただいても
結果的に、歯が悪くなってしまうことがあります。
努力を無駄にしないためにも、歯に少し詳しくなってもらいたいです。

というわけで、まずは①みなさん自身の歯について
これから数回にわたり、書いていきたいと思います。

歯の構造は、どうなっているのでしょうか?
みなさんのイメージは歯は硬い、カルシウム、中に神経がある
こういった感じでは、ないでしょうか?

実は歯は大きく分けて、3層構造になっています。

1.エナメル質
2.象牙質
3.歯の神経

小さい歯でも複雑に分かれていて、それぞれが機能を果たしています。
このそれぞれについて、次回から複数回に分けて書いていきたいと思います。

昔に比べて、みなさんのお口への関心はかなり上がってきています。
歯科界が掲げている、8020運動(80歳で20本の歯を残す)
その達成率は38.3%に達しており、これからまだまだ上昇すると思われます。

より健康になっていくために、僕たちの知識が少しでもみなさんのお役に立てればと思います。

そして更に、過去のバックナンバーを、
ご覧になりたいあなたは、コチラ

 

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