Dr.ブログ

未病のうちに!

気温が一気に低くなり、完全に秋ですね!
でもまだまだビーチサンダルで頑張っています、入江です。

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さて今日は予防についてです。
私たちの医院は定期的なメインテナンスで来られる患者さんが非常に多いです。?
一生ご自身の歯で生活していくためには、メインテナンスは必須です。

歯周病治療は知らない間に進行している場合が大半です。
歯茎が腫れてきたり、歯が揺れてきたりしてから気がついて
慌てて歯医者に来られる方もいらっしゃいます。
そういったケースにおいて、残念ながら治療で治すことができない時もよくあります。
僕たち歯科医師は歯を治して残すために存在価値があると思うのですが
そういった場合、やむおえず抜歯することがあります。
火事が飛び火しないように先手を打つようなイメージです。
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また虫歯も初期のうちは痛みを感じないことが多いです。
大きく穴が開いて、何もしなくても強烈な痛みを感じる。
こういう時は、歯の神経を取る必要がある場合が大半です。
一度歯の神経を取ってしまうと、歯の寿命は大きく縮まってしまいます。
神経を取った歯がまた悪くなった経験をしたことがある方は多いと思います。

医療においては早期発見がとても大事です。
がんで早期発見が大事なことは皆さんもよくお分かりだと思います。
歯科も同じで、ごくわずかの変化を専門家の僕たちが早めに発見して手を打つこと
これが重要であります。

しかし、残念ながらどんな歯科治療も永久にもつことはありません。
患者さん自身の努力と、僕たちの力添えでまずは歯周病や虫歯にならないこと
これが最も大事だと思います。
中国最古の医学書にも「上工(名医)は未病を治す」という言葉があります。
病気になる未病の段階で手を打てるよう、患者さんとともに努力していきたいと思います。

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