こんばんは。

毎日暑いですね。

ヨリタ歯科の森山善行です。

さて、皆さん突然ですが質問です。

虫歯予防により効果的なのはAとBのどちらでしょうか？

A歯磨きでお口を清潔にする
Bフッ素入りの歯磨剤（歯磨き粉）の使用

わかりますか？

正解は 

Bです！

もちろんAも大切ですが、Aはどちらかというと歯周病の予防かなと思います。

フッ素が虫歯の予防になるという知識は、世界的にはかなり普及しているのですが、

悲しいことに日本ではまだその認識が薄いように感じます。 

中にはフッ素中毒を心配されて、フッ素が配合されていない歯磨剤を使用されている患者さんも

おられるようです。

そんな中、2017年3月に厚生労働省が歯磨剤の フッ素濃度を1000ppmから1500ppmに引き上げました！

1000ppmというのは海外では子ども用で、これまで日本人は世界基準でいうと低濃度のフッ素入り

歯磨剤を使っていたのです。

フッ素は歯の再石灰化（溶け出した歯を戻してくれる）を促進し、酸に溶けにくい丈夫な歯を作ってくれ

る、非常に効果的なものです。 

フッ素の毒性も、大量に飲み込んだりしない限り、用量・用法を適切に守って使用すれば全く心配は

ありません。

現在市販されている歯磨剤のほとんどにはフッ素が配合されていますが、今一度確認して頂き、

是非フッ素入りの歯磨剤をお使い下さいね。