休み明けに嬉しかったこと
今回、私の夏休みは5日間、 3日間は医院全体で休みを取りました。
その前後2日間は2グループに分けて、別々に休みました。
と、いうことで、私は前半組。
人前では、私がいなくても、医院 (組織)は全く問題なしの、 個々1人1人のレベルが高いので、 心配していませんと言っています。
しかし、それは1日、2日ぐらいのこと。
5日間ともなれば、話は全く別。
小心者の私は、旅行先から午前、午後、必ず電話を入れていました。
また、普段あまり出ない携帯電話も、肌身離さず持ち歩いていました。
何度かの定期的な連絡では、「特に問題はありません、順調です」との優等生の答え。
それに安心しきって、のんびり休暇を過ごしていた私は、 お盆前の最終の電話で急直下。
かなり歯周病の重度の患者様のロングスパンの仮歯が、 その日、2度に渡り、取れてしまったとのこと。 そして、2度目はかなり不機嫌に帰られたとのこと。
全く連絡を受けていなかった私は思わず激怒。
●2度目の来院時に、すぐ私に連絡を入れる必要があったこと
●私との連絡が取れていて、私の指示のもと、この方法で対処します、との説明する必要があったこと
電話を切った私は、「せっかくの休日前の楽しい気分を、 たとえ不適切な対応があったとはいえ、 ちょっと言い過ぎた」と、深く反省しました。
そんなイヤな気持ちを引きずって、今日の朝の診療を迎えようとした時です。
クレームの担当者が、まだ休みを2日いれているにも関わらず、 診療前の朝に笑顔で来てくれました。
申し訳ない気持ちでいっぱいの私がこの笑顔でどんなに癒されたことでしょう。
そして彼女からの、私への第一声。
「先日は申し訳ありませんでした。私の対応 が良くなかったため、患者様もとより、医院全体に、 御迷惑をかけてしまって」
「今日は、患者様のことが気になったのと、もし、その患者様が来られていたらと思い、出勤しました」
「午前中ここにいて、何もなければお昼に帰ります」
さすがの私も、彼女のこの対応には、ビックリしました。
私の電話の後、今自分に出来ることは何なのかを、この3日間、真剣に考えての行動だと思います。
本当に嬉しく思いました。
このトラブルが、チーム としての、私たちを、また1つ成長させてくれたと実感しました。
私たちの、患者様を思う気持ちは1つだということを確信出来た1日でした。