「七夕フェスタ」を振り返り
「大人になったら、何になりたい?」
「君たちの夢、聞かせて?」
そんな質問に、答えられない子供たちが増えていると聞きます。
夢を持っていない子供たちが、多数いるのです。
なぜでしょうか。
夢を持てないのは、子供たちに原因があるのでしょうか。
では、今の若者はどうでしょう。
夢を持たないまま、高校、大学に進学し、 やりたいことが見えないまま、就職します。そして、愛する人に自分の夢を熱く語れないまま、結婚し、そして親になる。
そんな若者が、多いように見えます。
すなわち、子供たちの夢が見つからないのは、 夢の対象になる両親や学校の先生など、身近な人々(大人)に、 モデルになる人がいないから、 憧れの人物、職業が近くにないからではないでしょうか。
そんなことを、ふと、考えながら、今回初めて「七夕フェスタ」を企画してみました。
子供たちに短冊へ願いを書いてもらい、記念撮影をするという、 お決まりのワクワク楽しい企画です。
しかし、私が「七夕フェスタ」を企画にあたり、
・私たちの医院、私たちのメンバーが、愛する子供たちに、夢を持つきっかけを与えることが出来ないか。
・夢を見つけた子供たちが、その夢を実現出来るよう、私たちが励まし続けることが出来ないか。・そして、いつも明るく、前向きに物事を考え、そして行動する私たちなら、夢を持つこと、目標を持って頑張ることの素晴らしさを、ここに集まる子供たちに、心から伝えることが出来るのではないか。
そう思いました。
さらに、私たちメンバー自身が夢を語り、 その実現のために日々努力する、 その生き生き輝く姿が、子供たちの憧れになる。
そんな、クリニックでありたいと思いました。
不安でいっぱいの子供たちに、
「歯医者さんは、むし歯を削るところじゃないよ」
「君たちの歯をむし歯から守るところだよ」
「そのため、先生や衛生士さんがいるんだよ」
「だから、安心して通って来てね。いつまでも君たちを応援しているよ」
と、声をかけ続けたいと、強く思いました。
チームメンバーが、待合室に飾った短冊に書いた言葉です。
・
いつまでも、元気いっぱい輝いていられますように。
・患者様や、スタッフのみんなに愛される、温かい歯医者さんになれますように。・これからもずっと、笑顔で健康でいられますように。・入院中の、おじいちゃんが、元気になりますように。・新しい夢が、叶えられますように。・これから、もっともっと幸せな人生を歩めますように。・笑顔の絶えない日々が、続きますように。・ステキな出会いが、ありますように。・いつまでも元気で、笑っていられますように。・家族の幸せが、続きますように。
日頃、診療で忙しい中、「自分の夢」、「実現したいこと」など、じっくり考える時間は、あまりありません。
メンバーにとっても、「七夕フェスタ」は、自分と向きあうことが出来る、いい機会になったと思います。
「何のために、仕事をしているのか」
「仕事を通じ、何を得たいのか」
「子供たちに、何を伝えたいのか」
その答えを各自が持っていることを、 短冊の短い文からも感じとれることが出来ました。
今回、運営は、スマイルクリエーター(受付)の4名にお任せしました。 思ったより、準備が大変だったと聞きました。
本当に彼女たちには、頭が下がりました。 信頼出来るメンバーと共に、仕事をする喜びをかみしめることが出来ました。 感謝の気持ちで、いっぱいです。