ドクター研修レポート

【09/03/03】 ドクター日報 その1

私たちのグループには、多くの前途有望な歯科医師が勤務しています。
そして、彼らと私は毎日文通しています。
そう、毎日の診療で思ったこと、感じたこと、疑問点、質問などを
ドクター日報として、報告して頂いています。

そして私は、その全てに目を通し、一人一人のお顔を
浮かべながら、コメントを書きます
これをやり続けることで、私と普段会えないドクターの間でも
信頼関係を築くことが出来ます。

例えば、あるドクターから「診療終了後の患者様への説明時
マスクを取らず、前に回らず話を終えてしまった」という,、反省のコメントがありました。
その時の、私からのアドバイス

マスクの取り扱いと、説明時のドクターのポジションは、決まりごと(マニュアル)。
しかし、「決まりだから、やらないといけないからやる」のではない。
患者様との距離をより縮めたい、患者様の思いをもっと聞きたい
患者様からもっと信頼されたい、安心してもらいたい。

その気持ちの表れ思いが形になったものが、
「診療中以外は、マスクやグローブをはずしましょう」。
治療説明は患者様を寝かしたまま、話すのではなく、起こし
そして前に回って、患者様目線で話しましょう。
当たり前のこと。

今回は、寒い冬の日、だから帽子と手袋、首にはマフラー、
そして、手袋をして親しい友人に会いに来た。
しかし、あまり時間がないので、帽子と手袋、マフラーを取らず、約10分話して帰る。
そんなことは、あり得ません。

だからマニュアルではなく、患者様を家族や親しい友人のように接するなら、
自然と、そのような態度を取るはず。
決まりでも、マニュアルでもありません。

忘れてはいけないこと失ってはいけない大切なこと
繰り返し、伝えていきたいと思います。
文通(ドクター日報)を通じ、私たちのあるべき姿を明確にしていきます。

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