ドクター研修レポート

【09/03/04】 ドクター日報 その2

私たちのグループには、多くの前途有望な歯科医師が勤務しています。
そして、彼らと私は毎日文通しています。
そう、毎日の診療で思ったこと、感じたこと、疑問点、質問などを
ドクター日報として、報告して頂いています。

そして私は、その全てに目を通し、一人一人のお顔を
浮かべながら、コメントを書きます。
これをやり続けることで、私と普段会えないドクターの間でも
信頼関係を築くことが出来ます。

例えば、こんなことがありました。
その日は、医院は大忙し
担当医の患者様で、その日に前歯3本をはずし、
仮歯に変えるという、時間がかかるシビアなケースがありました。

時間が押してきたので、途中から私が代わることに。
予定通り、無事終了
患者様も、満足してお帰り頂きました。

その日の日報には、確かに反省点や改善点、受けたアドバイスは書かれていました。
しかし、日報の項目で、「今日良かったこと」の欄には
「ありません」の一言で、後は大きく空白。
私はそれを見て、「本当にそうなのか」と思いました。

私なら、時間のない中、他のドクターの協力を得たお陰で、
予定通り終了することが出来たので、良かった。
感謝。

連携や、チームワークが大切であること。
このような忙しい時だからこそ、実感出来て良かった。
感謝。

また、治療をスムーズに終了させるため、ただ単に、バタバタ走り回るのではなく、
診断や治療のゴールを出来るだけ早く立てることで、迷いや焦りがなくなる。
それを学ぶことが出来て、良かった。
感謝。

何でもいい。
マイナスから、プラスを生み出してほしい
視点をほんの少しでいいから、変えてほしいと思いました。

これはすなわち、“生き方”の問題。
同じことでも、どう捉えるかで、その後の反応が全く変わります。
私がお伝えしたいのは、「どうせなら仕事を楽しもう人生を楽しもう
そう、自分の身の回りに起こること、全てのことを楽しもう」。
感謝の気持ちを持って。

何も深い意味は、ありません。
このような習慣を、つけるだけでよいのです。
思いを形にする文通(ドクター日報)を通じ、
私たちの進むべき姿を、明確にしていきます。

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