[4/27] クッキング部番外編 栄養講座&調理のポイント
はじめまして!
健康プロモーターの山本真央です。
この前の土曜日、ヨリタッキング部の
第2回目の活動が行われました。
今回もメンバーと和気あいあい、楽しく、
美味しいひとときを過ごすことができました。
実はわたし大学では栄養についての勉強をしていたんです。
今回はクッキング部で作ったメニューとともに、
使った食材についての栄養や
調理のポイントについて紹介しますね。
★クラムチャウダー★
あさり
あさりは高タンパク、低脂肪、ミネラル類を多く含み
美味しい出汁も取る事の出来る魅力的な貝類です。
中でもアミノ酸の一種であるタウリンという成分は、
血液中の余分なコレステロールを抑え、
肝機能の働きを高める効果があります。
アルコールの分解を早め、肝臓への負担を軽くしてくれることから、
お酒を飲むような席では、あさりやカキのような
タウリンが多く含まれる貝類を一緒に食べるのがおススメです。
★お花サラダ★
トマト
『りんごが青くなると医者が青くなる』
こちらは日本でおなじみのことわざですが、
ヨーロッパには『トマトが赤くなると医者が青くなる』という
ことわざがあります。
ビタミンAやCはもちろんのことビタミンB群、
カリウムやカルシウムなどのミネラル
さらには老化抑制効果のあるビタミンEなどが
バランスよく含まれているからです。
そんなトマトに含まれる栄養のなかでも
特に注目してほしいのがトマトの赤色の成分である『リコピン』。
『リコピン』には老化やがん、その他さまざまな
生活習慣病を引き起こす活性酸素のはたらきを抑える
『抗酸化物質』が含まれています。
その作用は従来から抗酸化作用が強いと言われていた
ビタミンEの100倍もあると言われているほどです。
【調理のポイント】
そんな大注目のリコピンは、油に溶けるという性質をもっています
なのでトマトを食べる時は油脂といっしょにとるようにすると
吸収力がアップします。
こちらのサラダは油脂のツナと合わせていますので
とてもいいですね。
また生食だけでなく、炒めるなどの調理して食べることもおすすめです。
★揚げずに美味しいフライドポテト★
じゃがいも
じゃがいもに含まれるビタミンCは、みかん並み。
本来ビタミンCは熱と水に弱いのですが、
じゃがいもの場合はデンプンに守られているため、
壊れにくくなっています。
ビタミンCは肌を健やかに保つ為だけでなく、
血管や神経の健康維持にも効果的な働きをします。
またイモ類ということでダイエット中の女性は敬遠しがちですが
76kcal/100g(ごはん168kcal/100g)とカロリーは低め。
満腹感も得られやすいので上手に活用してほしい食材です。
★ふわふわ?豆腐ハンバーグ★
豆腐
豆腐の8~9割は水分、残りの1~2割が大豆です。
意外と大豆の割合が少ないと感じられるかもしれませんが、
手作り製法で作られた豆腐では一丁に使われる
大豆の量は絹ごしで450粒、木綿で350粒にもなります。
豆腐には、良質のたんぱくが含まれる一方で
作る過程で、不溶性食物繊維の大部分を
おからとして失ってしまいます。
豆腐を使って料理をする時は、今回のハンバーグのように
ヒジキなどの食物繊維が豊富な食材と組み合わせる事によって、
更に栄養価をアップさせるようにしましょう。
<健康プロモーター兼栄養士 山本 真央>