[10/9、10] KDDIセミナー
連休明けの9日(火)10日(水)、KDDI株式会社経営幹部対象の、
CS向上セミナーに参加させて頂きました。
参加者は小野寺さん(社長)を含む役員、本部長他約20名。
講師は、人と経営研究所所長 大久保寛司さん。
会場は、東京世田谷区にある、セミナーハウスフォーリッジです。
その中で私も少し、お話をさせて頂きましたが、それ以上に
私自身、多くの学びを得ることが出来ました。
教材は、(株)ブロックスさんのDVDを使用。
私の医院、そして最新号である川越胃腸病院のものを使用していました。
川越胃腸病院は40床、スタッフが約100名。
一般的な病院に比べ、スタッフの数が
入院患者様の数を大きく上回っているようです。
しかし望月院長が24年前から取り組んでいる、
“医療やサービス業である“という考えを実践するため、必要な数なのです。
これを実現するため、医療サービス対応事務局があり、
現場から日々サービス向上のため、さまざまな意見があげられます。
そして出来ることから少しずつ実践した結果が、今日に至っているようです。
また「患者様・満足度調査」も毎年行っています。
そして驚くことは、その回収率はなんと99.1%。
名前の記入率も91%。
それ程、信頼が厚いということでしょう。
また入院患者様へのその他の取り組みとして
・月一回、「焼きたてパンの日」
・毎月、お誕生日のお祝い。
・オペ中お気に入りのCDを、BGMとして流す
・日本一美しい病院にする、清掃活動
・クリスマス演奏会などの、イベント活動。
・受付、看護士、調理婦など職種を超えた連携
DVDを見て感じることは、とにかくスタッフ一人一人の
患者様への関心、思いやりのレベルが深いこと。
常に、五感を研ぎ澄ましていること。
オーナーシップの精神を全員が持っていることです。
そして、最後に望月院長が言っていた言葉。
「働く人たちの気持ちをふるい立たせるのが、私の仕事。
人を育てるためには、涙が出る感動体験、心が震える体験が必要。
しかし、人は理論通りには動きません。
過去、自分の理想とする生き方をやっていても
人は集まらない、一つにならない時期もありました。
しかし、あきらめず、自分の夢を捨てませんでした。
仕事に対して、妥協しませんでした。
昨年より今年のほうがもっと良くなると、努力してきました。
これからも一生苦労し、一生悩み続けます。
しかし、そのレベルや質は、今の方がはるかに高くなりました。」
このセミナーを通じ、”人作りが経営の原点“であることを
強く感じました。
今回も、貴重な体験をさせて頂くことが出来ました。
<一人一人が輝く組織を作りたい 寄田幸司>