「思いを形にする」33 飾りのないクリスマスツリー
11月になると、気の早い私は、
「いよいよ、クリスマスの時期が来た~」と、ウキウキしてしまいます。
ということで、クリスマスツリーを3階の中庭に面したガラス窓に、
飾りました。しかも、何と5本も。
しかし、よく見ると、このツリー何か変。
確かに「MERRY CHRISTMAS」の言葉と、雪だるまはある。
しかし肝心のツリーには、飾りは全くなし。
しかもツリーの先には、ドクターの似顔絵が。
全く、意味不明。ある意味、不気味でもある。
事の発端は、毎週行っている幹部ミーティングで
ワイワイガヤガヤ話す中で、1つの課題。
「ドクターは、診療に熱中するあまり、周囲が見えなくなる。
最も大切にしている、スマイル アンド コミュニケーションが不足している。
どうすれば、診療中ドクターと患者様が、
笑顔で楽しく会話がはずむのでしょう。」
ふと、私にアイデアが浮かびました。
それは、出来てない所を忠告するのではなく
自らしてみたいと思わせるような、企画。
まずは何の飾りもない、ドクターの似顔絵付きツリーを、大きく窓に掲げる。
そして、そこにメンバーが、良かったこと、感謝した出来事を
日付と名前入りで、具体的に書いてもらう。
そうすれば、ありがとうメッセージを見たドクターが、
その人に自然と感謝の言葉を素直に伝える。
「北風と太陽」の話しと同じ。
無理やり、旅人にコートを脱がせるため、北風を当てるのではなく、
太陽の光をさんさんと浴びせることで、旅人自ら進んでコートを脱ぐ。
それをヒントに出来たのがこの企画。
そのツリーに、日に日に飾りが増えてきました。
飾り1枚1枚には、感謝の言葉が、綴られています。
日付と、名前入りで。メンバーからドクター一人一人への
感謝のメッセージがいっぱい。
治療中の些細なことへの、ありがとうの言葉が、あふれています。
このクリスマスイベントから、当たり前のことを、当たり前に感謝出来ることの、
素晴らしさ、人の良い点を見つけることの大切さ、
常にプラスの言葉を発することの、意味、実感しました。
私の片腕として、いつも献身的に働いて頂いている、
4人の常勤勤務医の先生方。
一番感謝しているのは、この私です。
私がストレスフリーで楽しく充実した日々を過ごせるのは、彼らのお陰。
これからも、ありがとうの言葉があふれる歯科医院、
皆で作っていきます。
ワクワク楽しい歯科医院には、思いがいっぱいつまっています。
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