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[’11/10/31] パドクター

毎月、街の情報誌 「ぱど」 に健康情報
ワクワク楽しい予防歯科ってなあに?」を、連載しています。

タイトルは前回に引き続き、 「思いを形にする」 です。

 

「思いを形にする」32 私(みんな)が悪い

どんな不慮な出来事からも、有難い学びと気付きがあります。
医院に一番に来るのは
院長である私。医院のセキュリティを解除。
医院全体の水の回路を制御している、電子弁を開く。

今日は、朝から、あいにくの約10分たった頃、
聞こえてくる
雨音が何か違うと気付いた。
正確には、聞こえる方向が違うのです。

水漏れ、まさか!
急いで隣の
感クリルーム(コンピューター室)のドアを開けると、
なんと、床が一面
水びたし
蛇口から、勢いよく水が流れ、流れが悪い排水口からの排水量を超え、
シンクからあふれた水が
床一面に、あふれ出していたのです。

今まで、見たこともない光景。
急いで水を止め、その足で、2階の診療室へ。
すでに水は、診療室全体に広がっていました。
私が聞いた
雨音は、2階診療室天井から
雨のように、床下に落ちる水の音だったのです。
をささないと、歩けないような状態。

診療室あるタオルを全て使い、大急ぎで、水をふき取ることに。
約40分、一人での作業。何百回、タオルしぼりをしたでしょう。
途中から
腕力がなくなり、腕がふるえだしました。あとは気合!!

「神は、この試練を与えることで、私に何を学ばそうとしているのだろう。」
その言葉が、私の頭をぐるぐる回り続けていました

水もれの一番の原因は、前日の夜、水の栓をしめた後、
感クリルームで、残業をしていたスタッフの一人が、
水を使うために、蛇口を開いた。
しかし、水が出なかったため、開いたままで閉めなかったこと。
だから、
私(当事者)が悪い。

しかしその前から、排水の流れが悪かったことは、
感クリメンバーは、知っていた。
水道工事をしていれば、この事故は起こらなかった。
だから、
私(感クリメンバー)が悪い。

外は、。しかし、細心の注意をしていれば、早く気付けたかも。
だから、
私(院長)が悪い。

早朝だから、医院には私以外誰もいない。
スグに、駆けつけられない。
十分な
対応が出来なかった。
だから、早く来られなかった、
私(メンバー一人一人)、悪い。

お昼のミーティングで、口々に出た言葉。
それは、
「私が悪い」
普通なら、「私には非がない。」と責任逃れの言葉が出ることが多い。
でも今回は、皆がどんなことが起こっても、
皆で反省し、解決していける組織が、出来つつあること、
実感することが出来ました

ワクワク楽しい歯科医院には、思いがいっぱいつまっています。

 


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 <パドクター 寄田幸司>

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