顎がカクカク鳴る、痛い!!?
あごが鳴る、口が大きく開かない、あごが痛む・・・というような症状はありませんか?
これら3つは顎関節症(がくかんせつしょう)の3大症状と言われています。また顎まわりの症状だけでなく、顎関節症が原因で頭痛、肩こりなど全身におよぶ痛みが出るということもあります。
若い方からお年寄りの方まで、あらゆる世代にみられる顎関節症ですが、自然に治る軽症のものから日常生活さえままならない深刻な症状に苦しめられる重症の患者さんもいます。
では原因は何なのか?なぜ増えているのか?
実はコレといった原因はハッキリ特定できず、生活習慣や姿勢や食べ物、ストレスや癖など、人間の体全体を見直すことが必要であるという警鐘が含まれている現象なのかもしれませんね。
顎の関節は左右に1つずつあり、頭の骨のくぼみに、下顎の骨の突き出た部分がはまり込むような構造になっています。顎を動かしたときによく動く両耳の前の部分が顎関節です。
顎関節は骨同士が擦れ合っているのではなく、その間にクッションの役割をしてくれる関節円板というものがあります。
顎を動かすと一緒にそのクッションも動くはずなのですが、何らかの原因でクッションにしわが寄ったりすると、そのシワを乗り越えるために顎がカクカク鳴ったりするのですね。シワが大きくなると、それを乗り越えるために痛みが出てきたり口が開けにくいといった症状が出てきます。
その他にも顎関節は骨やその周囲の筋肉、じん帯とも関わりがあるので、症状に応じた治療が必要となってきます。
あごが鳴る、口が大きく開かない、あごが痛むなどの症状に心当たりのある方は一度ご相談くださいね★
小寺 幹子