入れ歯は、誰が作ってた?
前回、日本人の作る「入れ歯」は当時の世界最先端だったと、書かせて頂きました
では、その入れ歯は、いったいどんな人が作っていたのでしょう
ここで問題です。
元々は、ある職業の方が暇つぶしに作っていたのですが、
その職業とはいったいだれでしょう?
正解は仏師(仏像を作る人)です。
意外ですよね。
初めは彼らが、暇つぶしで作っていた入れ歯ですが、次第に入れ歯だけを専門に作る人達が現れ、 その知識と経験から、「親方に弟子入りして秘伝の技術を習う」という、師弟関係が出来上がったと言われています。
彼らは入れ歯師と呼ばれ、歯医者(当時は口中医と呼ばれたいた)にかかることができない庶民から、大変親しまれていたそうです。
(的屋に属したいたという話もあるので、もしかしたら当時の「お祭り」等にも参加していたのかもしれません)
「露店で入れ歯を売っている」今ではちょっと想像できないですね。
山口真史