白い歯VS黒い歯
昨日友人の結婚式の為、日帰りで静岡県の沼津まで行ってきました。
なんと往復7時間45分!!
移動だけでも疲れましたが、幸せそうな二人を見て、それ以上の元気をもらいました。
こんにちは山口真史です。?
で、ブログに何を書こうかと考え、試しにネットで「歯科 結婚式」と入力すると、出るわ出るわホワイトニングの広告が!やはり一生に一度なので、みんな綺麗な白い歯にしたいのだなぁ。 と、ひとりで感心していました。
ですが、その「白い歯が美しさの象徴」とされたのは、いつ頃からなのでしょう?
実はそんなに古くはありません。少なくとも日本ではこの100年強の歴史しかないのです。 どういうことかと言いますと、それより前は「お歯黒」つまり黒い歯が美しいとされていたからです。
1982年当時の歯科医院の資料によりますと、既婚女性385人の内お歯黒をしていた人は274人。 なんと70%強の人が歯を黒く染めていたというから驚きです。
たった130年前ですよ!!そのくらい「お歯黒」は浸透していたのです。
そもそもお歯黒ってなんでしょう?僕も詳しく知らなかったので色々調べてみたのですが、 歴史は古く、938年の書物(なんと1000年前!)には、お歯黒が紹介されています。
さらに、お歯黒というと女性のイメージですが、それは江戸時代以降の事でして、 それまでは男女関係なく、成人であることを表していたそうです。
そして、江戸時代以降(つまり、お歯黒を女性だけがするようになってから)は、 歯が黒く輝いているほど美人であるとされていたそうです。
白い歯。黒い歯。 ここだけ見ても、人の価値観というものは、本当に変わりやすいのだと、考えさせられます。?
そして面白いのは、
実は、お歯黒の歯には、ほとんど虫歯がなかったそうです。なぜでしょう?
また、現在の歯科治療でも限りなく「お歯黒」に近い事を行っていたりするのです‥。
と言う事で、この続きはまた次回書かせていただきます。