Dr.ブログ

歯周病と力

来週からはさらに冷え込むようですね!
すでにエアコンに頼っているのに来週からどうすればと悩んでおります。
あぁ常夏に行きたい、どうも入江です。

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寒さが厳しくなると、ぐっと食いしばったりしてしまう方もいるのではないでしょうか。
今日は歯に生じる力のトラブルについて少し書いてみたいと思います。
歯に関する病気といえば、みなさん虫歯や歯周病をイメージする方が大半だと思います。
これらの病気は実は力によって悪化してしまうことがあるのです。
今日はまず歯周病と力の関係について書いてみたいと思います。

歯に過剰な力がかかってしまうとどうなるのでしょうか。
歯がかけてしまうイメージをお持ちの方はいると思いますし、実際に起こります。
実はそれ以外にも見えないところにも変化が起こるのです。
まず、強い力がかかると、歯にゆさぶりの力がかかって、レントゲン上で歯と骨の間の
隙間がだんんだんと大きくなります。
そこに汚れがたまって歯周病が発症すると、そこの部位での歯周病は急速に進行して
歯のまわりの骨がどんどんと溶けてしまいます。

また以前より歯周病があり、まわりの骨がどんどん溶けていくと、歯自身が正常な
噛む力を支えることもできなくなってしまいます。
?それによってさらに歯周病が進行してしまうのです。

こういった症状を咬合性外傷といいます。
なので、歯周病治療は歯石などの汚れをとるだけでなく
噛む力のコントロールも大事になるのです。

次回は虫歯と噛む力の関係について書いてみます。?

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