スポーツと咬み合わせ
錦織圭選手が、テニス全米オープンで日本人初のグランドスラム準優勝という快挙を成し遂げましたね。
テニスはほとんどしたことがない私でも、今回は錦織選手を応援して、ずっと試合を見ていました。
錦織選手は激しいラリー中、かなりの力で歯をくいしばっているのが目につきました。
あれだけの力を出そうと思えば、当然です。
スポーツの世界において、咬み合わせは重要であると言われています。
その理由は何でしょうか?
それは「全身のバランス」です。
咬み合わせとは言っても、本当に重要なのは「あごの位置」です。
あごは全身のバランスと歪みに関係があり、咬み合わせが悪い状態では、あごも当然ずれています。
そして、全身のバランスが悪い状態でスポーツトレーニングを続けると、故障が起こりやすく、悪いバランスをサポートするための余計な力を必要とするため、本来の力を発揮することが妨げられます。
つまり、咬み合わせを調整すると、あごの位置も安定し、バランスが取りやすくなります。
バランスが良いということは、どのスポーツにおいても有効な結果につながります。
成績が伸びる可能性があるだけではなく、故障が少なくなります。
今まで、歪みの原因として無理な力がかかっていた部分がなくなり、結果として骨・筋肉・血流などの障害が起きにくくなります。
また、無駄なエネルギーを必要としないため、本来自分の持っている潜在能力を最大限発揮できる可能性が高まるのです。
スポーツ選手に限ったことではなく、私達も全身のバランスを整えるため、正しい咬み合わせをしている
のかどうか、日頃からチェックしておきたいですね。
森山 知子