1万4千年前のむし歯治療
こんにちは!
暑い日が続きますが皆さんいかがお過ごしでしょうか。
先日、ニュースで1万4千年前の地層から、ヒトの歯が発見され、なんとむし歯の治療痕が見つかったそうです!
1万4千年前のむし歯の治療とは、、、それは、、、
石器で削る!笑
(当然麻酔なんてありません。)
とてもシンプルです。
ただ、現代のむし歯治療というのは、感染した部位を削り取り、歯に似た材料で埋めるというものですから、感染した歯を削り取るという点では、1万4千年前と変わっていないように感じました。
では 、1万4千年前から歯科治療は進歩していないのかというと、決してそんなことはありません!
なぜならば、我々は、どうしてむし歯になるのかという科学的な理由がはっきりわかっているからです。
それがこちら、
1960年代、Keyes博士は
菌、食物、歯質(宿主)の3因子が重なる条件ではじめて虫歯が発生するという
う蝕(虫歯)3大要因モデル、‘Keyesの輪’を提唱しました。
その後、Newbrun博士によって時間因子が加えられ
‘Newbrunの4つの輪’が出来ました。
この輪が重なって初めてむし歯ができると考えられています。特に、歯質が弱い乳歯では左上の輪っかがでかいので、重なる部分が大きくなりやすく、細心の注意を払う必要があることがおわかり頂けると思います。
逆にいうと、この重なりを小さくしてやれば、むし歯は予防できるのです。
これがわかっているからこそ、むし歯にならないように予防が大切だと、我々は適切な情報を提供しようと、日々奮闘しております。?
むし歯予防って大切なんですよ(^-^)?