歯の変色
こんにちは、ヨリタ歯科の赤松です。
先日、ヨリタ歯科に来ている衛生士学校の臨床実習の学生さんから、
「歯の変色」についての質問がありました。
皆さんも、興味があると思われるので、今回は「歯の変色」について、書こうと思います。
よく歯の美白に関するコマーシャル雑誌や、TVの映像において、まるで白衣のような白さを
連想させるものがあります。その影響かもしれませんが,患者さんのなかには
そのような白色を希望される場合があります。
しかし、これは歯の色に対する全くの誤解なのです!
歯の色は、皮膚や毛髪の色に人種差,個人差,年齢差などがあるように
正常な歯の色にも“幅”があります。たとえ,患者さんが 自分の歯が黄色いと感じても、
一定の範囲におさまっていれば正常色であります。
また、年齢差では加齢と共に歯の色は変化するといわれています。
なので、正常幅の色調から大きく逸脱した場合を、歯が変色しているといいます。
歯の色の変化には歯の表面への沈着物 、歯の表面あるいは歯の硬組織内の着色 、
歯質の色調変化による狭義の変色があり、以下に歯の変色の原因の具体例を
あげていきたいと思います。
1)歯表面の沈着・着色
2)う蝕
3)修復物由来の変色・着色
4)加齢変化
5)歯髄の病変
6)歯の形成不全
7)テトラサイクリン変色歯
少し長くなってきたので、これらに対する治療法は、また次回記入していきたいと
思いますので、よろしくお願いします。