徳川家茂の虫歯
こんばんは。
森山善行です。
すっかり寒くなってきましたね。
ついさっきテレビで驚きの情報を見ました。
それは、31本中30本が虫歯だったという徳川家茂の話。
家茂は1866年第二次長州征伐の途中、20歳で急死。
その死因は、脚気。
脚気は、20世紀に入るまで、原因も治療法も分からない病気で、手足が膨れて感覚がマヒして、立つ事が困難になり、最後は、心臓麻痺を起して死ぬという恐ろしい病気でした。
家茂の頭がい骨を調べると、31本の歯のうち、30本が虫歯。
産まれつき歯のエナメル質が薄い家茂は、虫歯になりやすい体質。
しかも、家茂は大の甘党で、甘いものばかり食べていました。
糖分は体内でビタミンB1を消費します。
それにより、ビタミンB1不足が生じて脚気を起したようです。
さらに、病床に見舞いに来る人が次々と甘いものを持って来てますます虫歯が進行したそうです。
成人の歯は親知らずを入れて全部で32本。
そのうち30本が虫歯だったことは驚きですが、時の最高権力者であっても虫歯治療が全くされていなかったことが驚きです。と言っても、当時の虫歯治療は抜歯しかないのですが。。。
今の日本では保険治療で、麻酔下で虫歯治療が受けられる。
家茂は今の時代を羨ましく思っていることでしょう。
みなさん、虫歯を綺麗に治して年を越しましょうね。?